プレゼンのコツ!「最初の10秒」で一気に聴衆の心をつかむ方法。
- 2015/11/22
- ビジネス
昨日会社でアメリカから出向されている方のプレゼンテーションがありました。
その方は、
「最初ダケ、スコシ 日本語デ挨拶サセテイタダキマス」
と、カタコトの日本語で一生懸命挨拶をしました。
会場中が、その姿に感動し、その後の英語のプレゼンテーションにも、みんな一生懸命耳を傾けて聴いていました。
もしかしたら、最初の日本語の挨拶がなければ、会場の人たちは、あそこまで、一生懸命彼の話を聴かなかったかもしれません。
人は外から入ってくる情報に”レッテル”をつける
人の脳は、外から入ってくる情報に対して、ひとつひとつ「好き」「嫌い」のレッテルを付けるといいます。
そのレッテルによって、しっかりと理解するべきか、理解しなくてよいかを決めるのです。
理解しなくてよいと判断された時点から、脳はそれ以上その情報を取り入れようとはしないのです。
つまり、このことから言えることは、プレゼンテーションは「最初」が非常に大事だということ。
最初に、「この人の話は聴く価値が無いな。」と「嫌い」のレッテルを貼られてしまえば、どんなに、その後面白い話をしたとしても聴いてもらえないのです。
“つかみ”が大事
アメリカで演説家として名高く、日本でも知られているエルマー・ホイラー氏は、
「最初の10秒で聞き手をつかめ。もしつかみ損なうと、後の10分かけても挽回は難しい」
と言っています。
したがって、プレゼンテーションでは、最初に必ず「つかみ」となるものを用意しておきましょう。
「つかみ」によって、
「この人の話は面白そうだな。」
「この人の話なら聴いてもいいな。」
と思われるのがベストです。
外国人の場合は、カタコトの日本語の挨拶でよいかもしれません。
プレゼンテーションの主題に関する質問を投げかけて、聞き手に主体的に考えてもらう、というのも一つの手です。
面白おかしく自己紹介をして、自分自身に興味を持ってもらうといことも大事です。
また、プレゼンテーションの主題に合わせた映像を見せたり、音楽を聴かせたりすることも有効です。
これらの方法を使って、プレゼンテーションの最初は、本編と少し違うテイストで、聞き手の興味をつかみましょう。
プレゼンテーションは最初が肝心ですから。