プレゼンのコツ!「最初の10秒」で一気に聴衆の心をつかむ方法。

昨日会社でアメリカから出向されている方のプレゼンテーションがありました。

その方は、
「最初ダケ、スコシ 日本語デ挨拶サセテイタダキマス」
と、カタコトの日本語で一生懸命挨拶をしました。

会場中が、その姿に感動し、その後の英語のプレゼンテーションにも、みんな一生懸命耳を傾けて聴いていました。

もしかしたら、最初の日本語の挨拶がなければ、会場の人たちは、あそこまで、一生懸命彼の話を聴かなかったかもしれません。

人は外から入ってくる情報に”レッテル”をつける

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人の脳は、外から入ってくる情報に対して、ひとつひとつ「好き」「嫌い」のレッテルを付けるといいます。

そのレッテルによって、しっかりと理解するべきか、理解しなくてよいかを決めるのです。

理解しなくてよいと判断された時点から、脳はそれ以上その情報を取り入れようとはしないのです。

つまり、このことから言えることは、プレゼンテーションは「最初」が非常に大事だということ。

最初に、「この人の話は聴く価値が無いな。」と「嫌い」のレッテルを貼られてしまえば、どんなに、その後面白い話をしたとしても聴いてもらえないのです。

“つかみ”が大事

アメリカで演説家として名高く、日本でも知られているエルマー・ホイラー氏は、

「最初の10秒で聞き手をつかめ。もしつかみ損なうと、後の10分かけても挽回は難しい」
と言っています。

したがって、プレゼンテーションでは、最初に必ず「つかみ」となるものを用意しておきましょう。

「つかみ」によって、
「この人の話は面白そうだな。」
「この人の話なら聴いてもいいな。」
と思われるのがベストです。

外国人の場合は、カタコトの日本語の挨拶でよいかもしれません。

プレゼンテーションの主題に関する質問を投げかけて、聞き手に主体的に考えてもらう、というのも一つの手です。

面白おかしく自己紹介をして、自分自身に興味を持ってもらうといことも大事です。

また、プレゼンテーションの主題に合わせた映像を見せたり、音楽を聴かせたりすることも有効です。

これらの方法を使って、プレゼンテーションの最初は、本編と少し違うテイストで、聞き手の興味をつかみましょう。

プレゼンテーションは最初が肝心ですから。

日下健史

日下健史プレゼンの鬼

投稿者プロフィール

大学院時代にプレゼンの重要性に気づき、独学でプレゼンを勉強開始。

その後、フォント、色など徹底的にこだわり、他の追随を許さないクオリティでのプレゼン術を身につける。

色のバランスを見極めるため、カラーコーディネーターの資格まで取得する徹底ぶり。

現在は会社員として働く傍ら、年間に何百人ものビジネスパーソンが参加するプレゼン勉強会を主催している。

シェアブログでは、誰でも簡単にできるプレゼンのポイントを紹介する。

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