なぜイケダハヤトさんはソーシャルレンディングに投資をするのか?

こんにちは。今井バフェットです。

先日こんな記事をみました。

1,000万円で資産運用を始めたので、投資先を公開。(まだ東京で消耗してるの?)

ブロガーとして有名なイケダハヤトさんが1000万円をどう投資しているのか記事を書いています。

イケダハヤトさんのポートフォリオとは

まとめると以下です。

ソーシャルレンディング(主に新エネ案件):850万円
確定拠出年金&ロボアドバイザー(積立投資):110万円+月5.3万円
ビットコイン:20〜30万円
合計:約1,000万円

ソーシャルレンディングに850万円も投資しているんですね。

ソーシャルレンディングとは以下です。

『ネット上でお金を借りたい人、企業』(ボロワー)と『ネット上でお金を貸したい人、企業』(レンダー)を様々な方法で結びつける融資仲介サービスである。

Wikipediaより引用

ロボアドバイザーは論外(こういう手数料の高いファンドは買うべきでないと考えます。だったらインデックス投資の方がよっぽどいい)として、ソーシャルレンディングになんでこんなにつぎ込んでいるんでしょうか。

イケハヤさんがソーシャルレンディングをすすめる理由

もちろん、アフィリエイトで儲けられる(成果報酬がかなり高いです)というのが大きいと思います。

ただ、一般の方たちが信じてこの比率で投資してほしくはないなーと感じてしまいます。

なんでこんなに高い利回りで回せるかというと、結局は上場もしていないような会社にお金を貸し出すから信用リスクが高いということが挙げられます。

優良株を長期投資をしている身としては、「日本にもアメリカにももっといい会社に簡単に投資できるのに」と思います。

イケダハヤトさんは株に投資をしない理由をこう述べます。

なぜソーシャルレンディングがメインかというと、相場に縛られないんです。

ぼくは貧乏性なので、相場が動いている金融商品はエネルギー吸い取られてダメなんですよ……。

ソーシャルレンディングは「一度投資したら、基本的には見守るしかない」ので、ぼくのような人間にはぴったりなのです。

相場が動いているということは流動性が高く、すぐに換金できて逆に安全だと考えるので僕はポジティブにとらえています。
一度貸し出したら見守るしかなく途中売却ができないリスクをメリットととらえるイケダハヤトさんのような方は意外と多いのかもしれません。

日本で流動性が低い不動産が人気なのもこういった理由(相場が動いていてエネルギー吸い取られる)かもしれませんね。

余剰資金でやるぶんにはいいですが、やっぱりトヨタとか、三井物産とか、メガバンクとか買った方がよっぽどいいと感じます。

王道ではなく邪道にとびつくのが世の常かもしれない

現に、先日ソーシャルレンディング「みんなのクレジット」(イケダハヤトさんも投資している)がこんな行政処分を受けています。
http://thebridge.jp/2017/03/minnano-credit-investigation

もちろん、まともに業務を行っているソーシャルレンディングの会社もたくさんあるのでしょうが、それでも「年間6%の利回り」というキャッチーな見出しにやられてしまうのでしょうね。

こんな感じでファンドが並んでいます。
https://crowdbank.jp/funds/search#!all/1

いずれもかなりの高利回りで思わず僕も一瞬、投資したくなります。
サイトやデザインがしっかりしているのも魅力がある大きな要因かもしれません。

ただ、やはり内容をしっかり見るとかなりリスキーなことをしています。
それは日本の東証一部上場の優良企業に投資することよりもよっぽどリスキーです。100万円預けたらそのまま帰ってこないリスクも十分あります。だからこその高利回りなのです。リスキーということをしっかり理解した上での投資であればいいです。(理解していれば資産の70%も80%も投資できないと思いますが)

世の中にはこんな投資ばかりが宣伝されてまともな長期投資が全然浸透していません。

僕が現在持っているアメリカ株のエルブランズ(LB)だってかなり値を下げて危ないと言われることもありますが、アメリカのS&P500というスター銘柄で、年間売上は1兆円、社員は20,000人を超えている大企業です。ソーシャルレンディングの貸出先の企業との信用リスクは比較になりません。

安愚楽牧場とかなんだとか過去の投資詐欺もこういううまい話で多くの人を集めています。

いかに多くの人が投資リテラシーがないかということですね。

まともな道がしっかりあるのに、そこには目を向けず楽して儲かる裏道を探してしまうのは人間の性なのかもしれません。

今すぐお金持ちになりたいと思うあなたへ

先日20代の方と話す機会があったのですが「今すぐにお金持ちになりたい。10年後では意味がない」と言い放っていました。

短絡的な見方しかできないと、リスクの高いうまい話にのって逆に損をすることになります。
(あとは、ベンチャー企業を立ち上げてIPOするくらいしか思いつきません)

「金持ちは一日にしてならず」です。

僕は時間がかかっても正攻法で資産1億円を達成したいです。たとえ10年かかったとしても。

皆さんもそういったうまい話には十分気をつけて下さい。
余剰資金とはいえ、70%も80%もこういったソーシャルレンディングに投資するのはやはり危険すぎると考えます。
僕だったらまだ東芝株買った方がいいです。

まともな投資で一緒に資産を築いていきましょう。

今井バフェット

今井バフェット株式長期投資家

投稿者プロフィール

株式に長期投資をしている36歳。

節約をして限界まで可処分所得を減らし、種銭をつくり、株を買い増している。
年間300万円の貯金で年利8%の運用が目標。

投資スタイルはバイ・アンド・ホールド。一度買ったらずーっと売らないつもり。
目標資産、まずは1,000万円!(→2020年達成)
次は、3,000万円!(→2021年達成)

46歳で資産1億円をめざす。

近視眼的な投資では理性を失い、結果としてお金と時間を失う
(ウォーレン・バフェット)

(詳細な資産推移はこちら)

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