
気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回はデンカ(4061)の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
デンカ(4061)とはどんな会社?
デンカは基礎化成品、農医薬品、石油化学品、建材などの製造および販売を行っています。
同社の製品には、スチレン樹脂・ポリ塩化ビニールなどがあります。
デンカって面白い会社名ですね。
ちなみに以前の会社名は「電気化学工業株式会社」でした(だから略してデンカなんですね)。
そんなデンカ(4061)、現在の社員数は5,788人です。
現在の株価とPERは?
現在の株価は564円前後です(2017年6月)。
取引単位は1,000株なので、56万円前後でデンカ(4061)の株を所有することが可能です。
一つの銘柄に50万円オーバーはかなり高いですね。投資初心者には手が出しづらいです。
そして、デンカ(4061)のPER(株価収益率)は、現在13.75倍です。
こちらは15倍を割っているので低PERといえます。そこそこ割安の部類です。
配当利回りと株主優待は?
配当利回りは、2.57%です。
結構ありますね。日本株の中ではギリギリ高配当といってもいいかもしれません。
そして、デンカ(4061)の株主優待はありません。
過去20年の長期のチャート
方向感ないですね。
ちなみに上場来最高値はバブル期1889年の1,080円です。
バブル期の株価をいまだに超えられない典型的な日本株です。
直近3年のチャートはこちら
こちらも方向感ありません。
レンジの動きです。ただ、下値が徐々に切り上がっているのでこのまま上昇しそうな流れではあります。
デンカ(4061)の売上高は?
うーん、微妙ですね。
右肩あがりではないです。
むしろFY2015から徐々に下がってきてしまっています。
デンカ(4061)のEPS(1株当たりの利益)の推移です
こちらはそこそこといった感じです。
直近だけ少し落ち込んでいます。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
こちらはキレイな右肩上がりです。
いいですね。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近8.34%です。
合格ラインの10%には満たないものの、日本株の中では比較的検討している方でしょう。
今後に期待ですね。
流動比率は1.17倍です。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。
ちなみに海外別売上高はこんな感じです。
バランスが取れています。アジアにも売上があります。
デンカ(4061)の今後をまとめると
低PERで高配当なのはプラスポイントでした。
BPSの伸びも良かったです。
「わるくはない」という優良銘柄です。
ただ、キラリと光るなにかはありませんでした。
この段階では個人的には特に投資したいとは思いません。
次、行きましょう。