気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回はトクヤマ(4043)の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
トクヤマ(4043)とはどんな会社?
トクヤマは、多種化学製品の製造および販売を行っています。
同社の製品はポルトランドセメントや苛性ソーダ、多結晶シリコンなどを含んでいます。
なにやら難しいことばが並んでいます。
そんなトクヤマ(4043)、現在の社員数は4,889人です。
現在の株価とPERは?
現在の株価は2,671円前後です。
取引単位は100株なので、26万円前後でトクヤマ(4043)の株を所有することが可能です。
日本株の中では普通ですが、一般の感覚だとやはり高いですね。
そして、トクヤマ(4043)のPER(株価収益率)は、現在5.74倍です。
5倍前後なのでものすごく低PERです。
かなりの割安株ですね。
配当利回りと株主優待は?
配当利回りは、1.31%です。
高配当銘柄ではないですが、そこそこはありますね。
そして、トクヤマ(4043)の株主優待はありません。
過去の長期のチャート
2007年をピークに大きく下げてしまっています。
一時10分の1以下にまで下落しましたが、その後は回復し4,000円にのせるも直近下落しています
直近1年のチャートはこちら
2018年5月から大きく下げています。
下げがキツイ銘柄ですね。怖いです。
トクヤマ(4043)の売上高は?
横ばいに見えますが、実は比較的堅調です。
わるくありません。
トクヤマ(4043)のEPS(1株当たりの利益)の推移です
全然よくないです。むしろ悪いですね。
マイナスの年度がポツポツあります。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
こちらもよくありません。
このようにBPSの下げは株主の価値を減らしてしまっているということを意味します。
もちろん投資をする上でマイナスポイントです。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近15.53%です。
過去をみると「これ、本当にROEの数字なの?」というくらいROEが上下しています。
安定して10%を超える銘柄の方が長期投資には適しています。
流動比率は2.12倍です。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。
ちなみに海外別売上高はこんな感じです。
日本だけでなくアジアにも売上があるんですね。
トクヤマ(4043)の今後をまとめると
かなりの低PERだったので気になったのですが、数字がよくないです。
特にEPSがマイナスだらけなので、典型的な「長期投資してはいけない」銘柄です。
毎年しっかり利益を出している企業は日本にたくさんあります。
無理してここに投資する必要はありません。
次、行きましょう。