
気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回は日本製鉄(旧:新日鉄住金)(5401)の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
日本製鉄(5401)とはどんな会社?
日本製鉄は、総合鉄鋼メーカー、産業機械・装置用各種鉄鋼製品を製造し世界に輸出しています。
プラント建設工事や都市開発事業などに従事するほか、化学品、セラミックス、電子機器、情報通信システム事業などの新分野にも注力しています。
国内最大手の鉄鋼メーカーです。
以下はWikipediaより引用。
粗鋼生産量において日本国内最大手、世界ではアルセロール・ミッタル(ルクセンブルク)、河北鋼鉄(中国)に次ぐ第3位の規模を持つ。
官営八幡製鐵所の流れを汲む新日本製鐵株式会社と、住友グループの鉄鋼メーカーである住友金属工業株式会社が合併し、2012年に成立した。
2012年に住友金属工業(1897年創業、1942年に高炉進出)と合併し新日鉄住金へ社名変更、さらに19年4月から現社名の日本製鉄になりました。
この日本製鉄の社名、実に69年振りだそうです(以前も同じ社名だったんですね)。
個人的には旧社名の新日鉄住金の方が名前がカッコよくて好きです。
そんな日本製鉄(5401)、現在の社員数は26,570人です。
日本を代表する大企業です。
現在の株価とPERは?
現在の株価は1,505円前後です。
取引単位は100株なので、15万円前後で日本製鉄(5401)の株を所有することが可能です。
まあ、20万円以下なので初心者にも比較的始めやすい銘柄ですね(ただ、それでもちょっと高いと思いますが)。
そして、日本製鉄(5401)のPER(株価収益率)は、6.8倍です。
10倍を割っているのでかなり割安の部類です。
一般的にはお買い得なラインです。
配当利回りと株主優待は?
配当利回りは、現在5.32%です。
すごいですね!
日本株の中でもかなりの高配当の部類です。
そして、日本製鉄(5401)の株主優待は500株以上で年に1回オリジナルカレンダーがもらえます。
他にも5,000株でサッカーの観戦チケットなど(抽選)があります。
うーん、正直まったくいらないですね。
こんなことやるならその労力で配当金増やしてもらった方がうれしいです。
過去の長期のチャート
2007年をピークに大きく下落しています。
下落のしかたがすごいですね。ジェットコースターみたいで怖くなります。
直近1年のチャートはこちら
軟調です。
2019年8月に入ってさらにもう1段下げています。
新日鐵住金(新日鉄住金)(5401)の売上高は?
キレイな右肩上がりではありません。
ただ、FY2017からは年々増加しています。
新日鐵住金(5401)のEPS(1株当たりの利益)の推移です
こちらも谷になっており微妙です。
ただ、EPSも回復してきており、FY2019に高値を更新しているのでその点は評価できます。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
こちらはキレイではありませんが、比較的堅調です。
わるくはありません。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近8.03%です。
合格ラインを割っています。
健闘はしていますが低ROEですね。「典型的な日本株」です。
今後に期待です。
最後に、流動比率は1.3倍です。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。
日本製鉄(5401)の今後をまとめると
日本を代表する大企業には間違いありません。
ただ、数字を見てもあまりいいところが見つかりませんでした。
高配当だけは魅力ですが。
別に無理して投資する銘柄でもないかなという印象です。
次、行きましょう。