どーも、こんにちは。
福島県で地域コーディネーターをしております、下枝浩徳です。
今は福島県の郡山市を拠点に、原発の避難地域で活動しています。。。
地元のひとみんなが家族
ただ、このブログで「避難地域が大変なんだー!」ということを書いていきたいとは考えていません。私はこの原発避難地域にある葛尾村という人口1500人足らずの村で生まれ、県内の高校へ進学し親元を離れて下宿していました。
高校から誰も知らない町での一人暮らし。町のどこに何があるのか?困ったときにどうすればいいかなんてなんにもわかりませんでした。
けれど、その時々に助けてくれたのは地域の人たち。社会に育てられました。
道を歩いていたら高校の先生が声をかけてくれ自宅で飯を食わせてくれたり、行政書士の先生には政治の事や地域の歴史を教わったり、近所のじいちゃんには地域での作法を仕込まれ、おばちゃんたちにはよく励ましてもらってました。
地域の人みんながじいちゃんばぁちゃんで、父母で、兄弟姉妹。地域はどこかでつながっている家族でした。
都心で働く中で気づいた、”働くとは何か”、”より良く生きるとは何か”
大学では学外活動でカンボジア学校建設プロジェクトをはじめもろもろの団体・プロジェクトの立ち上げを行いました。国内外でいろいろの生き方に触れました。
けれども、働きはじめて感じるのは社会の生きずらさ。体を壊しながら働き、どこのものかもわからない食べ物を食べ、急に降るなにかおかしな豪雨にうたれ、暗い部屋に帰る。
「よりよく生きる」とはなんだろうか?そんな問いを持つようになりました。都心での生活を否定するわけではないけれど、より「生」にフォーカスして少なくとも自分は時間を使っていきたい。
原発の避難地域では、住み慣れた地域をおわれ避難もしくは新しい地域に人々は移り住んでいます。ここで見えてきたのは「生活するとはなにか?」「働くとは何か?」に対するヒントでした。
このブログは、地域の住民に寄り添いその「想い」に、都市や地方の人や土地にあるソースを組み合わせることで「実現化する」お手伝いをしている「地域コーディネーター」として、地域の文化や資源、新しいプロジェクトの紹介、そしてその先に見えてくる生活することの本質を探っていきたいと思います。