2019年5月14日、東証1部上場のゼンショーホールディングス(7550)は、ジョリーパスタ(9899)を株式交換で完全子会社化すると発表しました。
そのため、ジョリーパスタは2019年7月30日(火)に上場廃止になりました。
以下の内容は、上場廃止前の情報となります。
ジョリーパスタ(9899)の株主優待の内容
まずは、ジョリーパスタ(9899)の株主優待の内容です。
ジョリーパスタ(9899)の株主優待は、全国のジョリーパスタで利用できる優待食事券です。
保有株数が100株以上500株未満の場合、1,000円分(500円券2枚)。
500株以上1,000株未満の場合、5,000円分(500円券10枚)。
1,000株以上の場合、10,000円分(500円券20枚)がもらえます。
年に2回、3月末日と9月末日の株主に配布されます。
なお、優待券の発送は、6月と12月のようです。
ジョリーパスタの人気メニュー「大人のナポリタン ジョリーパスタ特製」が790円ですから、100株の投資で1年にこれが2杯タダで食べられることになります。
ジョリーパスタ(9899)とはどんな会社?
ジョリーパスタは、ゼンショーホールディングス傘下のイタリアンファミリーレストランチェーンです。
元々、広島県・山口県で自動車ディーラーを中心とした企業グループ「卜部グループ」の代表である卜部博文が1971年にグループ傘下のトヨタカローラ山口の子会社としてファミリーレストランを設立したのが始まりでした。
しかし、経営の悪化により、2007年に牛丼チェーン「すき家」を展開するゼンショーホールディングスが買収され、ゼンショー傘下となりました。
現在も卜部グループはトヨタカローラ山口を通じて株式を引き続き保持し、現在もゼンショーホールディングスに次ぐ第2位の大株主の一つとなっているようです。
現在ジョリーパスタは、全国に220店舗以上を展開しています。(参考:ウィキペディア)
ジョリーパスタ(9899)の株主優待はいくらでもらえる?
現在のジョリーパスタ(9899)の株価は、1,856円(2019年7月時点)です。
100株だと「約19万円」で購入できます。
ただで優待だけ受け取ることのできるクロス取引の場合は、ジョリーパスタ(9899)の株を購入するのに必要な手数料と信用取引の手数料430円がかかります。(SBI証券の場合)
クロス取引についてはこちら
約19万円の投資で優待が年間2,000円相当ですから、優待利回りは1.05%です。
うーん、少し物足りないですね。
具体的に権利日はいつ?
株主優待の基準日は、3月末日と9月末日です。
基準日の株主名簿に記載されている株主に配布されるようです。
実際の権利日は、2019年9月25日と2020年3月26日なので、この日までに購入をすれば優待をもらうことができます。
クロス取引(株主優待タダ取り)をする場合、9月25日の権利日の前日の夜に注文をして、権利付与後の9月26日に現渡決済すればOKです。
3月は3月26日の権利日の前日の夜に注文をして、権利付与後の3月27日に現渡決済すればOKです。
ジョリーパスタ(9899)の配当は?
次に、配当目的の投資として考えた場合のジョリーパスタ(9899)は魅力的かを見ていきましょう。
ジョリーパスタ(9899)の場合、配当利回りは0.53%です。
100株分、約19万円投資したら→年間1,000円。
500株分、約95万円投資したら→年間5,000円がもらえます。
配当も少ないですね。
配当目当てに投資するような銘柄ではないようです。
最後にジョリーパスタ(9899)の株主優待と配当をまとめてみると
優待と配当合わせて利回りは1.58%です。
利回りはちょっと物足りないですね。
優待の内容が良いだけに少し残念です。
最近株価が上昇傾向なので、もう少し株価が下がるタイミングを待った方がよさそうです。
気になった方は是非チェックしてみて下さい。