おすすめ日本株!日産化学(4021)の株価を分析してみた

こんにちは。今井バフェットです。
では、本日も早速分析していきましょう。

こういった流れで説明していきます。
最後までしっかりご覧いただけると幸いです。

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1. 会社の説明
2. 株価、利回り、PERなど
3. チャート
  -長期チャート
 -短期チャート
4. 売上高
5. EPS(1株あたりの利益) →とくに大事
6. BPS(1株あたりの純資産)→とくに大事
7. ROE(自己資本利益率)  →とくに大事
8. まとめ
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では、まずに日産化学について説明していきます。

1.日産化学について

(1) 液晶配向膜等の機能性材料&農薬
(2) 医薬、基礎化学品も
(3) 時価総額は9,004億円

日産化学は、中堅の化学メーカーです。
1887(明治20)年に日本初の化学肥料メーカー「東京人造肥料」として創業しました。

現在は、液晶配向膜等の機能性材料と農薬が収益の柱です。

ちなみに、配向膜とは「液晶ディスプレイのように,ある程度広い面積にわたって液晶分子が一方向にそろって並んでいることを必要とされる場合に,液晶分子の配向を制御するためにガラス基板の透明電極上に設けられるきわめて薄い膜をいう.」そうです。
(難しいです、、)

最近では動物用原薬が米メルク社のノミ・ダニ駆除新薬に採用され、業績を牽引しています。

さらに医薬、基礎化学品も取り扱っています。

売上高比率は、化学品12%、機能性材料28%、農業化学品28%、医薬品3%、卸売23%、他6%です。

海外比率は47%です。結構高いですね。

そして比較会社は、農薬専業大手の日本農薬(4997)、合成ゴム大手のJSR(4185)、総合化学大手の住友化学(4005)です。
気になる方はぜひチェックしてみて下さい。

そして、時価総額は9,004億円です。

時価総額ランクだと、Aランクです。
日本の上場企業では上位ランクです。

2. 株価、利回り、PERなど

では、次に、株価や配当利回りを見ていきましょう。

・株価 6,210円
・PER(株価収益率)28.67倍
・配当利回り 1.57%
・流動比率 2.56倍

株価は6,210円です。
100株単位で売買できるので、621,000円から投資をすることが可能です。
結構投資資金が必要ですね。

次に、PER。株価収益率ですね。
こちらは28.67倍です。
30倍近いです。
どちらかといえば割高といえます。

そして、配当利回り。
こちらは1.57%です。
高配当とまでは言えませんが、そこそこはありますね。

最後に流動比率。
この会社の流動比率は2.56倍です。
1倍を大きく超えているので会社の安全性についてはクリアです。

3. チャートについて

次に、チャートを分析していきましょう。
あまり深入りせずザックリと説明していきます。

まずは長期チャートです。


上場は1945年の5月です。

ほとんど横ばいだったのですが、2012年から一気に上昇しています。

2012年6月には安値622円だったのですが、直近一時6,670円まで上昇しています。
約10倍です!

 

次に、短期チャートを見ていきましょう。
過去1年間のチャートです。

こちらは比較的堅調ですね。

コロナショック後の3月19日に安値2,701円をつけたのですが、その後はしっかり上昇しています。
何度か押し目をつけつつ、直近では12月2日に高値6,670円をつけています。

1年足らずで株価は最大2.46倍です。
すごいですね。

4. 売上高について

では、売上高見ていきましょう!

ちなみに、日産化学の決算月は3月となっています。

売上高、いいですね。
しっかりと堅調に伸びています。
売上高は2,000億円を超えてきました。

5. EPS(1株あたりの利益)について

次に、EPSを見ていきましょう。
EPSとは1株あたりの利益のことです。
単年度でみるというより、過去数年にわたってチェックします。

そして、過去数年でしっかり右肩上がりでEPSが上昇していれば、利益を伸ばしているということです。
それは優秀な企業と評価できます。

一方、EPSが右肩下がりとなったり、デコボコしていれば要注意です。
長期投資としてそういった会社を検討するべきではありません。

では、見ていきましょう!

こちらはキレイな右肩上がりです。
素晴らしいです。
長期投資の理想とする伸び方です。

6. BPS(1株あたりの純資産)について

次は、BPSです。
BPSとは、1株あたりの純資産のことです。
純資産とは、会社の価値のこと。
つまり、BPSは1株の価値そのものを表します。

では、見ていきましょう。

こちらも右肩上がりです。
堅調に伸びています。
いいですね。

ちなみに、この期間の年平均成長率(CAGR)は、5.8%です。

つまり、年間5.8%ずつこの会社は成長し続けているということです。

7. ROE(自己資本利益率)について

では、ROEについて。
ROEとは、自己資本利益率のことです。
「会社の自己資本をつかってどれだけの利益を出すことができるか?」という数字です。
ROEは、先程のEPSとBPSでも求めることができます。
ROE = EPS / BPS です。
一般的に10%を超えていれば合格ラインとします。
つまり10億円の元手(純資産)で1億円を稼ぎだせればROE10%なので合格です。

そして、10%を毎年しっかり超えているような企業が我々長期投資家が検討するに値する優良企業です。

見ていきましょう。

いいですね!
合格ラインをしっかり超えています。
ROEは高いラインです。
素晴らしいです。

自己資本比率も81.3%と高水準です。

8. まとめ

・堅実で安定経営
・隠れた優良銘柄

では、日産化学をまとめましょう!

各数字がとても良かったです。
堅実で、さらに安定していました。

優良銘柄ですね。
親戚が就職したら喜ぶような良い会社です。
個人的にも気になる銘柄です。

気になった方はぜひIRなどもチェックして検討を行って下さい。

 

 

【ちょこっと宣伝】追記 今井バフェット、株を1,400万円分買いました。

今回のコロナショックで多くの銘柄が下げました。

2017年11月から投資ブログをピタッと止めていた私。
それは他ならぬ「株価が高水準だった」からです。

そして今回の下落。
優良銘柄が適切な評価をされておらず、「お宝がザクザク」しています。
紛れもなく10年に一度のチャンスです。

そんな中、私も投資を再び再開しました。
貯金1,400万円のうち、ある一つの日本株に1,200万円以上を投資しました。
※2020年6月に入ってからも追加でどんどん買い増しています。


多くのお宝銘柄の中で、さらに埋もれている「これはものすごい!」と感じた銘柄があったからです。

これまで何百と日本株を分析した私が、身銭を切って投資しました。

バフェットはこう言いました。
「賢い人たちは、チャンスが訪れたときに大きく賭けます。オッズが有利なときは大きく賭けるのです。
しかし、そうでないときは賭けません。ただそれだけです。」

今回のコロナショックで資産の80%以上を投じた銘柄とは?
今井バフェットが何に勝負をかけたのか?

理由とともに売買履歴や今後の売買戦略なども詳細に述べています(適宜更新予定です)

もし気になる方はコチラを見て下さい。
ちなみに有料ですが、途中まではタダで読めます。

最大のチャンス!コロナショックで私が1,200万円全力投資した銘柄

今井バフェット

今井バフェット株式長期投資家

投稿者プロフィール

株式に長期投資をしている36歳。

節約をして限界まで可処分所得を減らし、種銭をつくり、株を買い増している。
年間300万円の貯金で年利8%の運用が目標。

投資スタイルはバイ・アンド・ホールド。一度買ったらずーっと売らないつもり。
目標資産、まずは1,000万円!(→2020年達成)
次は、3,000万円!(→2021年達成)

46歳で資産1億円をめざす。

近視眼的な投資では理性を失い、結果としてお金と時間を失う
(ウォーレン・バフェット)

(詳細な資産推移はこちら)

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