気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回は東京ドーム【9681】の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
東京ドームとはどんな会社?
東京ドームは、野球場「東京ドーム」ならびに遊園地・ボーリング場などの娯楽施設の経営を行っています。
また同社は金融およびホテル・レストラン・不動産業も営んでいます。
皆さんおなじみのあの東京ドームですね。
読売ジャイアンツ(巨人)の本拠地です。
有名アーティストのコンサートも行われますね。
こんな逸話もあります。
以下Wikipediaより引用
X JAPANのコンサートの際、「X」のサビで両手をX字にしてジャンプする「Xジャンプ」のパフォーマンスが定番になっているが、東京ドームで5万人がジャンプすると振動が東京ドーム外にまで及ぶ(1997年の『THE LAST LIVE』では震度3相当の揺れだったとのこと)ため、文京区から直々に「X」の演奏を自粛するよう要請されているが、YOSHIKIは結局強行した。
その10年後の復活ライブ「攻撃再開 2008 I.V.〜破滅に向かって〜では「ジャンピング禁止」の張り紙が各所に貼られるも、結局Xジャンプが決行されてしまった。
ただ、文京区と東京ドーム側の東京ドーム使用の条件は「Xジャンプを誘導しないこと」であったため、張り紙まで行なっていたうえにファン各々が自発的にやったということで不問となっている。
そんな東京ドーム、社長は長岡勤氏。
現在の社員数は1,264人です。
現在の株価は?
現在の株価は998円前後です。
取引単位は100株なので、10万円程度で東京ドームの株を所有することが可能です。
10万円ですので日本株の中では比較的買いやすいですね。
東京ドームのPER(株価収益率)は、現在13.2倍。
日経平均のPERが大体13倍前後なので日本株の中では適正というレベルでしょう。
個人的には15倍割っていれば割安と感じます。
配当利回りは、1.9%です。
そこそこ配当があるなというレベルです。
株主優待は、株式を500株保有している株主を対象として東京ドーム500円優待券(6枚)などがもらえるそうです。
ざっと見たけどあまり魅力的なものはありませんでした。
詳細はこちらをご覧下さい。
過去の長期のチャート
見ると方向感がありません。
上場来最安値は2011年の316円です。
そこから3倍以上も上昇し現在に至っています。
ちなみに直近1年のチャートはこちら
うーん、軟調ですね。
2018年の8月にはとうとう900円を割る場面もありましたが、直近は急回復しています。
東京ドームの売上高は?
ほぼ横ばい見えますが、FY2017までは堅調です。
FY2018に少し落ちてしまっていますが、悪くはありません。
東京ドームのEPS(1株当たりの利益)の推移です
こちらは方向感がありません。
微妙ですね。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
こちらはキレイな右肩上がりです。
いいですね。
ちなみに売上高比率はこちら
レジャーがほとんどで8割。
意外なところでは、競輪が2%あります。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近8.11%です。
合格ラインの10%には届いていません。
決して届かない位置ではないと思うので今後に期待ですね。
最後に、流動比率は0.45倍。
1倍を大きく割っています。大丈夫でしょうか?少し心配です。
東京ドームの今後をまとめると
個人的に子どもの頃から遊びにいってた思い出の場所です。
とはいえ数字はいずれも厳しいものでした。
あえて投資する必要はありません。
日本株、他に良い銘柄がたくさんあります。
次、行きましょう。