井村屋グループ【2784】の今後の株価を分析してみた

気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。

今回は井村屋グループ【2784】の株価を分析。
そして見通しを分析していきます。

井村屋グループとはどんな会社?

井村屋グループは、三重県に本社を置く中堅菓子メーカーです。
和菓子から出発し、肉まんや冷菓へと展開してきました。

あずき製品が有名で「あずきバー」が看板商品です。

「あずきバー」、めっちゃ固いですよね!
なんでも昔と比べて甘さを抑えた結果水分量が増えたことでさらに固くなっているそうです。
また、乳化剤や安定剤といった添加物を使用していないのも固い要因です(いいことですね)。

業績的には上期にアイス、下期に肉まん・あんまんで稼ぐ構造となっており、冷夏や暖冬は業績の悪化要因となります。

あの制服で有名なアンナミラーズも展開しています。

そんな井村屋グループ、現在の社員数は944人です。

現在の株価は?

現在の株価は2,088円前後です。
取引単位は100株なので、20万円前後で井村屋グループの株を所有することが可能です。

まあ日本株の中では普通です。
でも最低でも20万円をかけないと買えないというのは一般の感覚では高いです。
日本株投資の敷居が高く感じるのももっともです。
FXやビットコイン投資なんか1万円からでもできますものね。
(だからといってこれらの方が魅力というわけでは決してないです)

井村屋グループのPER(株価収益率)は、現在25.31倍です。
20倍以上なのでどちらかといえば少し割高です。

配当利回りは、0.99%です。
日本株の中では普通ですね。

井村屋グループの株主優待は年に1,000円分(500円×2回)の自社製品が送られてきます。
カステラとかゆであずきなどだそうです。
さすがにあずきバーはないようですね(冷凍したまま送るのはコストが掛かるからでしょうか?)。

井村屋グループの長期チャート

2018年に大きく上昇し、その後急反落しています。
ジェットコースターのような動きですね。

直近1年間の短期チャート

下落トレンドです。
このまま行くと2,000円を割りそうな動きですね。

井村屋グループの売上高は?

比較的堅調です。
いい感じです。

井村屋グループのEPS(1株当たりの利益)の推移です。

こちらはキレイな右肩上がりです。
すごくいいですね。

BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう。

こちらも比較的キレイな右肩上がりです。
いいです。

ROE(株主資本利益率)の推移はこちら

直近のROEは7.97%です。
合格ラインには届いていませんが、比較的健闘している部類です。
年々ROEが上昇している傾向にあるので、今後に期待ですね。

最後に流動比率は0.89倍。
こちらは1倍を割っているので少し心配です。

井村屋グループの今後をまとめると

意外と数字が良かったです。
これでPERが割安で、ROEがもう少し高ければさらに魅力的な銘柄だったのになという印象です。

ただ、個人的にはすぐに投資をしたいとまでは思えませんでした。

気になる方は四季報などで詳細をチェックしてみて下さい。

今井バフェット

今井バフェット株式長期投資家

投稿者プロフィール

株式に長期投資をしている36歳。

節約をして限界まで可処分所得を減らし、種銭をつくり、株を買い増している。
年間300万円の貯金で年利8%の運用が目標。

投資スタイルはバイ・アンド・ホールド。一度買ったらずーっと売らないつもり。
目標資産、まずは1,000万円!(→2020年達成)
次は、3,000万円!(→2021年達成)

46歳で資産1億円をめざす。

近視眼的な投資では理性を失い、結果としてお金と時間を失う
(ウォーレン・バフェット)

(詳細な資産推移はこちら)

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