気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回は東武鉄道(9001)の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
東武鉄道(9001)とはどんな会社?
東武鉄道は、主に関東地方にて旅客鉄道・ローカルバス貨物運送業を営んでいます。
また、不動産分譲・賃貸、建設・土木業、ホテル・遊園地の経営も行っています。
以下はWikipediaより引用
東京都・埼玉県・千葉県・栃木県・群馬県の1都4県に、総営業キロ数463.3kmに及ぶ鉄道路線を有する大手私鉄である。
営業キロ数は、2010年現在JRをのぞく日本の鉄道では近畿日本鉄道(508.1km、第三種鉄道事業区間を含めると582.2km)に次いで第2位、関東地方では最長である。
路線は、伊勢崎線(東武スカイツリーライン)・日光線や野田線(東武アーバンパークライン)を軸とした「本線」と、東上本線・越生線からなる「東上線」の2つの路線群に分けられる。
「東武」の名称は武蔵国の東部に由来する。創立は大手私鉄の中では一番古い。また明治期に発足した私鉄のうち、創立以来社名を一度も変更せずに存続しているのは東武鉄道と近江鉄道、島原鉄道の3社のみである。
個人的にも東武鉄道、昔からよくお世話になっています。
そんな東武鉄道(9001)、現在の社員数は19,171人です。
現在の株価とPERは?
現在の株価は3,100円前後です。
取引単位は100株なので、31万円前後で東武鉄道(9001)の株を所有することが可能です。
うーん、高いです。
一つの銘柄に30万円はやっぱり高いです。
そして、東武鉄道(9001)のPER(株価収益率)は、現在35.8倍です。
30倍を超えているので結構割高ですね。。
それだけ人気銘柄ということですね。
配当利回りと株主優待は?
配当利回りは、1.13%です。
まったくなくはないけれども、そこそこは配当があるという感じです。
そして、東武鉄道(9001)の株主優待は「電車全線の優待乗車証」がもらえます。
さらに東武動物公園の入園無料券3枚、東武百貨店の割引券(5%)などかなりバラエティの富んでいます。
詳細は東武鉄道のIR情報をご覧下さい。
結構お得ではありますが、30万円払って見合うかといったらそうでもないです。
あくまでおまけ程度に。
優待目的で買う銘柄ではないです。
過去の長期チャート
2011年に大きく下げる場面もあったものの、長期で見ると右肩上がりです。
さすが、PER30倍超えの人気銘柄です。
直近1年のチャートはこちら
こちらは下落トレンドです。
特に、2018年の年末に大きな底を作りました。
ただ、その後は急反発しています。
多くの日本株と同じ動きですね。
東武鉄道(9001)の売上高は?
ほぼ横ばいです。
ただ、よーく見るとFY2014から緩やかに下げています。
よくはないですね。
東武鉄道(9001)のEPS(1株当たりの利益)の推移です
うーん、方向感がありません。
微妙です。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
こちらはしっかり右肩上がりです。
いい感じです。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近8.29%です。
合格ラインの10%まであと少しです。
日本の大企業はROEが低くなかなか10%を超えられる銘柄がありません。
今後に期待ですね。
流動比率は0.41倍です。
こちらは1倍を割っているので少し心配です。
東武鉄道(9001)の今後をまとめると
うーん、パッとしませんでした。
個人的に思い入れのある好きな会社ではありますが、これといって惹かれたポイントがありません。
そもそも「好きな会社」と「投資したい会社」は別です。
そこらへんは今後もシビアに見ていくつもりです。
サービスが好きだからと言って、数字がパッとしなければ長期投資はしないほうがいいです。
「好きな会社に投資をしよう」と言われますが、そこまで投資は単純ではないです。
やはりある程度財務内容をチェックすることは必要です。
このブログでは日本株分析を多く行っているので、参考にして頂けたら幸いです。
では、次の銘柄を一緒に見ていきましょう。