
気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回は北海道電力【9509】の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
北海道電力とはどんな会社?
北海道電力は、北海道地区で石油、石炭、水力、火力、原子力を使用して電気・発電事業を営んでいます。また電力設備などの建設、保全工事や電気機器の販売も手掛けています。
以下はWikipediaより引用
略称として、北電(ほくでん)あるいは、HEPCO(ヘプコ)が使われる。
また株式市場などで、北陸電力と区別する場合は[1]、道電(どうでん)、北海電(ほっかいでん)、北海道電(ほっかいどうでん)と呼ばれることもある。
コーポレートスローガンは「ともに輝く明日のために。Light up your future.」、コーポレートキャラクターはエネモ。
そんな北海道電力、現在の社員数は10,962人(連結)です。
現在の株価とPERは?
現在の株価は736円前後です。
取引単位は100株なので、73,000円程度で北海道電力の株を所有することが可能です。
10万円以下で買えるので、これなら初心者でも挑戦しやすいですね。
北海道電力のPER(株価収益率)は、現在7.03倍。
10倍を割っているのでかなり割安のラインです。
いいですね。
配当利回りと株主優待は?
配当利回りは、0.68%です。
電力株は配当高いイメージがありましたが、1%を割っているので低配当ですね。
もう少し欲しいのが本音です。
北海道電力の株主優待はありません。
過去の長期のチャート
こちらパッとしませんね。
2017年をピークに右肩下がりです。
直近1年のチャートはこちら
こちらもパッとしません。
2018年2月に底を打ってからしっかり反発したのですが、その後は方向感がない動きが続いています。
北海道電力の売上高は?
ほぼ横ばいに見えますが、実は少しずつ売上更新していっています。
わるくはないです。
北海道電力のEPS(1株当たりの利益)の推移です
こちらはよくないですね。
EPSのマイナスが激しすぎます。
最近になって少しプラスに転じてきましたが、過去にここまでマイナスを出すと投資対象としてはかなりシビアにならざるを得ません。
過去のEPSのマイナスはこういったことが要因だったようです。
2年連続で1000億円規模の赤字、北海道電力が再稼働か再値上げを求める
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
うーん、なんともいえません。
ただ、FY2015からは堅調です。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近9.97%。
ほぼ合格ラインの10%の水準です。
あとはこの水準をキープできるかですね。
最後に、流動比率は0.57倍。
1倍割っています。
流動比率が1を割っているということは、「1年以内に現金化できる資産」よりも「1年以内に返済すべき負債」のほうが多いということ。
支払いができない可能性があります。
「大丈夫かな?」と少し不安になります。
北海道電力の今後をまとめると
うーん、よくないですね。
長期投資には向かない、買ってはいけない銘柄です。
日本株は他にも良い銘柄がたくさんあります。
次、行きましょう。