気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回はキムラタン【8107】の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
キムラタンとはどんな会社?
キムラタンは、子供ベビー服の製造および卸売業を行っています。また同社はスーツ、ワンピース、セーター、パジャマ、ベビー用品などの販売も手掛けています。
ちなみに「キムラタン」という社名は、創業者の木村坦の名にちなんだものであるそう。
そんなキムラタン、取締役社長は浅川岳彦氏。
現在の社員数は53人です。
現在の株価は?
現在の株価は31円前後です。
取引単位は100株なので、3,100円程度でキムラタンの株を所有することが可能です。
安いですね。というか31円って安すぎやしません?つぶれそうなんでしょうか?
いわゆる「低位株」ってやつですね。
キムラタンのPER(株価収益率)は、現在算出できません。
配当もありません。。
株主優待は、株式を1,000株以上保有している株主を対象として店舗で使える割引券がもらえるそうです。
200株以上 1枚(2,000円分)
1,000株以上 3枚(6,000円分)
10,000株以上 5枚(10,000円分)
100,000株以上 10枚(20,000円分)
ということは、6,200円で2,000円の優待。
約32%の優待利回りです。すさまじいですね。
子ども服を買いたい人にはコスパ最強かもしれません。
詳細はこちらをご覧下さい。
過去の長期のチャート
2004年のピーク後は急降下、その後は安値圏ではりついています。
ちなみに直近1年のチャートはこちら
右肩下がりです。
じりじり下げています。底がみえません。
キムラタンの売上高は?
ほぼ横ばいですね。これではなんともいえません。
キムラタンのEPS(1株当たりの利益)の推移です
とにかく低いですね。
FY2016からはマイナスに転じてしまっており、マイナスが拡大してきています。
もちろん、よくありません。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
こちらもFY2016をピークに下落してしまっています。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近-36.91%です。
話になりません。
最後に、流動比率は3倍。
こちらは意外と問題ないです。
キムラタンの今後をまとめると
とにかく安い。
なんていったって30円ですからね。
もし300円になれば株価は10倍。3000円になったら1000倍です。
潰れるリスクはありますが、うまくいけば何倍にも返ってくる株です。
一か八かのギャンブルが好きな人には意外とおもしろいかもしれません。
とてもめずらしい銘柄ですが、この会社が今後どうなっていくのかかなり気になります。
ここに投資をするならあくまで余剰資金で。
全財産つぎ込んで倒産なんてことにもなりかねないので十分注意しましょう。
「まともな株」とは言えませんが、おもしろい不思議な銘柄です。