これはかなりの逸材かも!トリケミカル研究所(4369)の株価を分析

こんにちは。今井バフェットです。
気になる銘柄を分析し、ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。

では、本日も早速分析していきましょう。

こういった流れで説明していきます。
最後までしっかりご覧いただけると幸いです。

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1. 会社の説明
2. 株価、利回り、PERなど
3. チャート
  -長期チャート
 -短期チャート
4. 売上高
5. EPS(1株あたりの利益) →とくに大事
6. BPS(1株あたりの純資産)→とくに大事
7. ROE(自己資本利益率)  →とくに大事
8. まとめ
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では、まずにトリケミカル研究所について説明していきます。

1.トリケミカル研究所について

(1) 化学薬品メーカー
(2) 海外比率が高い
(3) 時価総額は1,424億円

トリケミカル研究所は、化学薬品メーカーです。
半導体や光ファイバー、太陽電池の製造工程で使用する高純度化学薬品をつくっています。
多品種少量生産に強みがあります。

そして、中国、韓国、東南アジアを開拓中です。
台湾に新工場も建設しました。
海外比率は69%です。

比較会社は、東京応化工業(4186)、JSR(4185)、ADEKA(4401)です。

気になる方はぜひチェックしてみて下さい。

最後に、時価総額は1,424億円です。

時価総額ランクだと、Cランクです。

2. 株価、利回り、PERなど

では、次に、株価や配当利回りを見ていきましょう。

・株価 18,230円
・PER(株価収益率)42.64倍
・配当利回り 0.37%
・流動比率 2.01倍

株価は18,230円です。
100株単位で売買できるので、182万円から投資をすることが可能です。
かなり投資資金が必要ですね。
いわゆる値がさ株です。

次に、PER。株価収益率ですね。
こちらは42.64倍です。40倍超えています。
そこそこ割高です。

そして、配当利回り。
こちらは0.37%です。こちらはほとんどありません。

最後に流動比率。
流動比率とは、企業の安全性を表す数字です。
流動資産/流動負債で表すことができます。

流動資産とは、1年以内に現金化できる資産。
流動負債とは、1年以内に返済すべき負債。

流動比率が1倍より高いと、
1年以内に現金化できる資産>1年以内に返済すべき負債
→支払えるので安全性についてはひとまずクリア

なので、まずは1倍を超えているかどうかを見ます。
1倍を超えていればOKです。

この会社の流動比率は2.01倍です。
1倍を大きく超えているので会社の安全性についてはクリアです。

3. チャートについて

次に、チャートを分析していきましょう。
あまり深入りせずザックリと説明していきます。

まずは長期チャートです。


上場は2007年の8月です。

すごいですね!
かなり勢いのある上昇トレンドを描けています。
すばらしいです。
2012年12月には安値153円だったのですが、直近高値20,000円をつけています。
なんと、130倍です!
まさしくジャパニーズ・ドリームですね。
夢があります。

 

次に、短期チャートを見ていきましょう。
過去1年間のチャートです。

こちらも堅調です。
コロナショック後の3月17日に安値5,910円と6,000円を割ってしまったのですが、その後はしっかり上昇しています。
いいですね。

4. 売上高について

では、売上高見ていきましょう!

ちなみに、トリケミカル研究所の決算月は1月となっています。

さすがです。
しっかりと右肩上がりで伸びています。
とはいえ売上高はまだ80億円レベルです。
市場規模を考えても、まだまだ伸びる余地はあります。

5. EPS(1株あたりの利益)について

次に、EPSを見ていきましょう。
EPSとは1株あたりの利益のことです。
単年度でみるというより、過去数年にわたってチェックします。

そして、過去数年でしっかり右肩上がりでEPSが上昇していれば、利益を伸ばしているということです。
それは優秀な企業と評価できます。

一方、EPSが右肩下がりとなったり、デコボコしていれば要注意です。
長期投資としてそういった会社を検討するべきではありません。

では、見ていきましょう!

こちらはキレイな右肩上がりです。
素晴らしいです。
長期投資の理想とする伸び方です。
これだけ株価が上昇するのも頷けます。

6. BPS(1株あたりの純資産)について

次は、BPSです。
BPSとは、1株あたりの純資産のことです。
純資産とは、会社の価値のこと。
つまり、BPSは1株の価値そのものを表します。

では、見ていきましょう。

こちらもキレイな右肩上がりです。
良いですね。
長期投資の理想とする伸び方です。
素晴らしいです。

ちなみに、この期間の年平均成長率(CAGR)は、26.1%です。

つまり、年間26.1%ずつこの会社は成長し続けているということです。

7. ROE(自己資本利益率)について

では、ROEについて。
ROEとは、自己資本利益率のことです。
「会社の自己資本をつかってどれだけの利益を出すことができるか?」という数字です。
ROEは、先程のEPSとBPSでも求めることができます。
ROE = EPS / BPS です。
一般的に10%を超えていれば合格ラインとします。
つまり10億円の元手(純資産)で1億円を稼ぎだせればROE10%なので合格です。

そして、10%を毎年しっかり超えているような企業が我々長期投資家が検討するに値する優良企業です。

見ていきましょう。

いいですね!
合格ラインをしっかり超えています。
ROEはかなり高いラインです。

ちなみに自己資本比率は60.8%です。

8. まとめ

・超優秀な銘柄!
・これは、欲しい、、!

では、トリケミカル研究所を総合的にまとめましょう!

各数字の伸びがすごく良かったです。
最近見た中で一番かもしれません。

今後も成長を感じさせるに十分の実績です。

PERもそこまで高くなく、手が出るレベルです。

正直、ほしいと思えるレベルです。
今後もウォッチしていきます。

気になった方はぜひIRなどもチェックして検討を行って下さい。

 

 

【ちょこっと宣伝】追記 今井バフェット、株を1,400万円分買いました。

今回のコロナショックで多くの銘柄が下げました。

2017年11月から投資ブログをピタッと止めていた私。
それは他ならぬ「株価が高水準だった」からです。

そして今回の下落。
優良銘柄が適切な評価をされておらず、「お宝がザクザク」しています。
紛れもなく10年に一度のチャンスです。

そんな中、私も投資を再び再開しました。
貯金1,400万円のうち、ある一つの日本株に1,200万円以上を投資しました。
※2020年6月に入ってからも追加でどんどん買い増しています。


多くのお宝銘柄の中で、さらに埋もれている「これはものすごい!」と感じた銘柄があったからです。

これまで何百と日本株を分析した私が、身銭を切って投資しました。

バフェットはこう言いました。
「賢い人たちは、チャンスが訪れたときに大きく賭けます。オッズが有利なときは大きく賭けるのです。
しかし、そうでないときは賭けません。ただそれだけです。」

今回のコロナショックで資産の80%以上を投じた銘柄とは?
今井バフェットが何に勝負をかけたのか?

理由とともに売買履歴や今後の売買戦略なども詳細に述べています(適宜更新予定です)

もし気になる方はコチラを見て下さい。
ちなみに有料ですが、途中まではタダで読めます。

最大のチャンス!コロナショックで私が1,200万円全力投資した銘柄

今井バフェット

今井バフェット株式長期投資家

投稿者プロフィール

株式に長期投資をしている36歳。

節約をして限界まで可処分所得を減らし、種銭をつくり、株を買い増している。
年間300万円の貯金で年利8%の運用が目標。

投資スタイルはバイ・アンド・ホールド。一度買ったらずーっと売らないつもり。
目標資産、まずは1,000万円!(→2020年達成)
次は、3,000万円!(→2021年達成)

46歳で資産1億円をめざす。

近視眼的な投資では理性を失い、結果としてお金と時間を失う
(ウォーレン・バフェット)

(詳細な資産推移はこちら)

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