気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回は日産自動車【7201】の株価を分析。そして今後を予想していきます。
日産自動車とはどんな会社?
日産自動車は、自動車およびその関連部品を製造・販売しています。
販売金融事業も展開しています。いくつかのブランド名で幅広い商品を提供しており、
日本・米国・メキシコ・英国およびその他の国々に製造拠点を持っています。
近年では、カルロス・ゴーン氏の逮捕、株価連動型の役員報酬を不当に上乗せして受け取った問題で株西川社長が辞任発表するなど経営陣の不祥事がニュースを賑わせていました。
現在の株価は?
現在の株価は401円前後です。
取引単位は100株なので、4万円程度で日産自動車の株を所有することが可能です。
5万円以下で購入できます。
これなら初心者でも投資が可能です。
PER(株価収益率)は、現在算出できません。
そして、配当利回りはありません。
以前は5%を超える高配当だったのですが、経営不振で、期末配当が無配となりました。
過去の長期のチャート
2009年の金融危機で大きく下げその後は堅調に回復してきていました。
が、2018年に再び大きく下落し1,000円を割れ一気に600円台まで下げています。
直近はさらに下げています。
ちなみに直近1年のチャートはこちら
残念ながら下落トレンドです。
2月の決算を受けて下落、そしてコロナショックでトドメを差すように400円割れとなりました。
少し回復の兆しが見えていますが、まだまだ安定しません。
注意が必要です。
日産自動車の売上高は?
うーん、軟調ですね。
よくはありません。
日産自動車のEPS(1株当たりの利益)の推移です。
こちらはもっとひどいですね。
FY2019に大きく落ち込み、FY2020にはマイナスに転じています。
株価も落ちるわけですね。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう。
FY2018をピークに落ちています。
良くはないですね。
ROEの推移はこちらです
ROE(株主資本利益率)は直近マイナスです。
FY2018までは合格ラインを超えていたので今後の回復に期待です。
日産自動車の今後をまとめると。
かつては超高配当銘柄で、それが魅力で株価を支えていたのですが、それが崩れたので株価も連動して失望売りを誘っています。
ただ、日本を代表するスゴイ企業であることは間違いないです。
個人的にもこういうときだからこそ応援したくなる銘柄です。
気になる方は四季報などでチェックしてみて下さい。