気になる銘柄を分析し、ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
では、本日も早速分析していきましょう。
こういった流れで説明していきます。
最後までしっかりご覧いただけると幸いです。
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1. 会社の説明
2. 株価、利回り、PERなど
3. チャート
-長期チャート
-短期チャート
4. 売上高
5. EPS(1株あたりの利益) →とくに大事
6. BPS(1株あたりの純資産)→とくに大事
7. ROE(自己資本利益率) →とくに大事
8. まとめ
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では、まず三井住友フィナンシャルグループについて説明していきます。
1 三井住友フィナンシャルグループについて
(1)3メガバンクの一角
三井住友フィナンシャルグループは、3メガバンクの一角です。
3メガバンクとは、三菱UFJ銀行、三井住友銀、みずほ銀行ですね。
それぞれ色で分けることもできます。赤、緑、青です。
2001年誕生の三井住友銀行が中核。
これは、住友銀行、三井銀行、神戸銀行、太陽銀行、平和相互銀行、わかしお銀行の流れをくみます。
(2)収益性は3メガ中トップ
収益性は3メガ中トップです。
シティバンクの個人部門買収し、富裕層ビジネスを拡充。
アジアでの商業銀行業務を強化。
さらに、インドネシア、ベトナム、香港、カンボジアなど現地銀行への出資加速させています。
(3)時価総額55,566億円
そして、時価総額は55566億円です。
時価総額ランクだと、Sランクです。
日本の上場企業でもトップランクです。
2. 株価、利回り、PERなど
では、次に、株価や配当利回りを見ていきましょう。
・株価 4,045円
株価は4,045円です。
100株単位で売買できるので、404,500円から投資をすることが可能です。
結構資金が必要ですね。
・PER(株価収益率)9.26倍
次に、PER。株価収益率ですね。
こちらは9.26倍です。
かなり割安の水準です。いいですね
・配当利回り 4.94%
そして、配当利回り。
こちらは4.94%です。
いいですね!5%近いです。
高配当銘柄です。
3. チャートについて
次に、チャートを分析していきましょう。
あまり深入りせずザックリと説明していきます。
まずは長期チャートです。
2006年1月に最高値をつけてからは急落。
その後は低迷しています。
長期投資が報われないパターンですね。
次に、短期チャートを見ていきましょう。
過去1年間のチャートです。
こちらは一転、キレイな上昇トレンドを描いています。
とくに2020年11月にGCを形成してからの伸びがすごいですね。
4月21日に反落するも75MAにタッチし押し目となっています。
テクニカル的にはまだまだ上昇トレンドは継続中です。
勢いに乗りたいですね。
4. 売上高について
では、売上高見ていきましょう!
ちなみに、三井住友フィナンシャルグループの決算月は3月となっています。
2018年度をピークに売上は落ちています。
判断が難しいですね。
少なくとも、毎年右肩上がりの売上でイケイケの会社、というわけではないです。
5. EPS(1株あたりの利益)について
次に、EPSを見ていきましょう。EPSとは1株あたりの利益のことです。
単年度でみるというより、過去数年にわたってチェックします。
そして、過去数年でしっかり右肩上がりでEPSが上昇していれば、利益を伸ばしているということです。
それは優秀な企業と評価できます。
一方、EPSが右肩下がりとなったり、デコボコしていれば要注意です。
長期投資としてそういった会社を検討するべきではありません。
では、見ていきましょう!
こちらは2017年度以降ほぼ横ばいです。
直近はコロナの影響で下げてはいます。
全体的に見ると良い意味でも悪い意味でも安定していますね。
6. BPS(1株あたりの純資産)について
次は、BPSです。
BPSとは、1株あたりの純資産のことです。純資産とは、会社の価値のこと。
つまり、BPSは1株の価値そのものを表します。
では、見ていきましょう。
こちらはいいですね。
しっかりとBPSを伸ばせています。
右肩上がりです。
そして、この期間の年平均成長率(CAGR)は、5.77%です。
つまり、年間5.77%ずつこの会社は成長し続けているということです。
ちなみに、MUFGの年平均成長率は3.13%でした。
三井住友の方が資産を増やすスピードが倍近くあるということですね。
7. ROE(自己資本利益率)について
では、ROEについて。
ROEとは、自己資本利益率のことです。
「会社の自己資本をつかってどれだけの利益を出すことができるか?」という数字です。
ROEは、先程のEPSとBPSでも求めることができます。
ROE = EPS / BPS です。
一般的に10%を超えていれば合格ラインとします。
つまり10億円の元手(純資産)で1億円を稼ぎだせればROE10%なので合格です。
そして、10%を毎年しっかり超えているような企業が我々長期投資家が検討するに値する優良企業です。
見ていきましょう。
まあ、低いですね。
銀行はどこもこんなものなのでそこまで期待していませんでした。
それでもMUFGと比較すると三井住友の方が相対的にROEは高めで推移しています。
ちなみに自己資本比率は4.9%です。
銀行は預金者からのお金がたくさん入ってしまうのでどうしても自己資本が低くなってしまいます。
8. まとめ
・5%近い高配当はすごく魅力
では、三井住友フィナンシャルグループを総合的にまとめましょう!
三井住友はなんといっても高配当が魅力です。
5%近い高配当で、時価総額・売上ともに国内トップクラスで安定しています。
三井住友に銀行預金するよりよっぽどいいです。
・MUFGよりも個人的にスキ
数字に関してはそこまで良くはなかったですが、悲観するほどでもないです。
相対的にMUFGと比べるとコチラのほうが数字が良好でした。
個人的にはMUFGに投資するよりはコチラのほうが好みかなと感じます。
ブレンドさせてもいいですね。
銀行セクターへの100万円の投資資金を7:3に分けるなど。
(みずほもいれてもいいかもしれません)
気になった方はぜひIRなどもチェックして検討を行って下さい。
【ちょこっと宣伝】追記 今井バフェット、株を2,140万円分買いました。
今回のコロナショックで多くの銘柄が下げました。
2017年11月から投資ブログをピタッと止めていた私。
それは他ならぬ「株価が高水準だった」からです。
そして今回の下落。
優良銘柄が適切な評価をされておらず、「お宝がザクザク」しています。
紛れもなく10年に一度のチャンスです。
そんな中、私も投資を再び再開しました。
貯金1,400万円のうち、ある一つの日本株に1,200万円以上を投資しました。
※2021年4月現在も割安な状態は続き、今もどんどん買い増しをしています。
多くのお宝銘柄の中で、さらに埋もれている「これはものすごい!」と感じた銘柄があったからです。
これまで何百と日本株を分析した私が、身銭を切って投資しました。
バフェットはこう言いました。
「賢い人たちは、チャンスが訪れたときに大きく賭けます。オッズが有利なときは大きく賭けるのです。
しかし、そうでないときは賭けません。ただそれだけです。」
今回のコロナショックで資産の90%以上を投じた銘柄とは?
今井バフェットが何に勝負をかけたのか?
理由とともに売買履歴や今後の売買戦略なども詳細に述べています(適宜更新予定です)
もし気になる方はコチラを見て下さい。
ちなみに有料ですが、途中まではタダで読めます。