気になる銘柄を分析し、ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
では、本日も早速分析していきましょう。
こういった流れで説明していきます。
最後までしっかりご覧いただけると幸いです。
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1. 会社の説明
2. 株価、利回り、PERなど
3. チャート
-長期チャート
-短期チャート
4. 売上高
5. EPS(1株あたりの利益) →とくに大事
6. BPS(1株あたりの純資産)→とくに大事
7. ROE(自己資本利益率) →とくに大事
8. まとめ
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では、まず日本ドライケミカルについて説明していきます。
1 日本ドライケミカルについて
(1)消防車もつくる防災設備の大手の会社
日本ドライケミカルは、防災設備・機器の製造・販売・工事が主力の会社です。
消火技術に強みがあります。
電力や石化プラント、船舶向けも手掛け、メンテが安定収益源です。
消火器や消防車両も自社製造しています。
1991年に上場、2000年末米タイコ社の買収で非上場化しました。
その後同社と資本関係解消し11年再上場。
12年消火器の初田製作所、13年新日本空調と資本提携。
12年10月旧沖電気防災買収、16年10月同社を合併。
(2)ALSOKと資本提携
そして、16年2月ALSOKと資本提携しています。
現在ALSOKが筆頭株主です。
18年広伸プラント工業買収。
今後もM&A戦略進め、防災からセキュリティまでワンストップ営業強化。再開発、プラント関連。
(3)時価総額131億円
そして、時価総額は131億円です。
時価総額ランクだと、Fランクです。
一般的に時価総額が低ければ低いほど、株価が大きく上下する可能性もあり、リスクは高くなりますがリターンも高くなる傾向があります。
時価総額5,000億円の株が10倍になるのは難しいですが、500億円レベルの株価が10倍になるのはそんなに珍しいことではありません。
なのでテンバガーを狙うならDランク以下がおすすめです。
2. 株価、利回り、PERなど
では、次に、株価や配当利回りを見ていきましょう。
・株価 1,833円
株価は1,833円です。
100株単位で売買できるので、183,300円から投資をすることが可能です。
いいですね。日本株の中では比較的少額から取引が可能な銘柄です。
・PER(株価収益率)7.52倍
次に、PER。株価収益率ですね。
こちらは7.52倍です。
10倍を割っているのでかなり割安の水準です。
・配当利回り 1.63%
そして、配当利回り。
こちらは1.63%です。
普通ですね。
少しだけ配当があります。
・流動比率 1.50倍
最後に流動比率。流動比率とは、企業の安全性を表す数字です。
流動資産/流動負債で表すことができます。
流動資産とは、1年以内に現金化できる資産。
流動負債とは、1年以内に返済すべき負債。
流動比率が1倍より高いと、
1年以内に現金化できる資産>1年以内に返済すべき負債
→支払えるので安全性についてはひとまずクリア
なので、まずは1倍を超えているかどうかを見ます。
1倍を超えていればOKです。
この会社の流動比率は1.50倍です。
1倍を大きく超えているので会社の安全性についてはクリアです。
3. チャートについて
次に、チャートを分析していきましょう。
あまり深入りせずザックリと説明していきます。
まずは長期チャートです。
いいですね!
長期で見るとしっかりと上昇しています。
長期投資が報われている銘柄です。
次に、短期チャートを見ていきましょう。
過去1年間のチャートです。
こちらも比較的堅調に推移しており、上昇トレンドを描けています。
ただ、動きが少し荒いのが特徴的ですね。
長期MAにサクッとタッチしたりするのでなるべく安く買いたい人はそういったタイミングをジッと待つのが良いです。
4. 売上高について
では、売上高見ていきましょう!
ちなみに、日本ドライケミカルの決算月は3月となっています。
売上高、いいですね。
しっかりと伸びています。
売上高は400億円を超えてきました。
5. EPS(1株あたりの利益)について
次に、EPSを見ていきましょう。EPSとは1株あたりの利益のことです。
単年度でみるというより、過去数年にわたってチェックします。
そして、過去数年でしっかり右肩上がりでEPSが上昇していれば、利益を伸ばしているということです。
それは優秀な企業と評価できます。
一方、EPSが右肩下がりとなったり、デコボコしていれば要注意です。
長期投資としてそういった会社を検討するべきではありません。
では、見ていきましょう!
うーん、キレイな右肩上がりではないですね。
ただ、2020年度からの伸びがすごいです。
大きく成長していることがわかります。
それなのにPERは7倍前後なのが少し不思議です。
もっと評価されてもいい伸び方です。
6. BPS(1株あたりの純資産)について
次は、BPSです。
BPSとは、1株あたりの純資産のことです。純資産とは、会社の価値のこと。
つまり、BPSは1株の価値そのものを表します。
では、見ていきましょう。
こちらはキレイな右肩上がりです。
素晴らしいですね。
長期投資の理想的な伸び方です。
ちなみに、この期間の年平均成長率(CAGR)は、10.85%です。
つまり、年間10.85%ずつこの会社は成長し続けているということです。
7. ROE(自己資本利益率)について
では、ROEについて。
ROEとは、自己資本利益率のことです。
「会社の自己資本をつかってどれだけの利益を出すことができるか?」という数字です。
ROEは、先程のEPSとBPSでも求めることができます。
ROE = EPS / BPS です。
一般的に10%を超えていれば合格ラインとします。
つまり10億円の元手(純資産)で1億円を稼ぎだせればROE10%なので合格です。
そして、10%を毎年しっかり超えているような企業が我々長期投資家が検討するに値する優良企業です。
見ていきましょう。
いいですね!
10%の合格ラインを安定してしっかり超えています。
ちなみに自己資本比率は40.4%です。
8. まとめ
・数字は良好
では、日本ドライケミカルを総合的にまとめましょう!
各数字の伸びが良好でした。
EPSはここ数年で大きく成長しており、BPSの伸びは長期投資の理想といえるほどの推移です。
ROEも10%を安定して超えており、総じて優良銘柄と言えます。
・もっと評価されても良い銘柄
PERが低く、過小評価されている銘柄です。
とはいえ時価総額はFランクなので大きく上下する可能性もあります。
時価総額がFランクということはSSランクのトヨタなどに投資するのとはやはりリスクの面で全く異なります。
その分リターンも段違いに異なります。
投資する場合はその点も十分考慮して下さい。
気になった方はぜひIRなどもチェックして検討を行って下さい。
【ちょこっと宣伝】追記 今井バフェット、株を2,140万円分買いました。
今回のコロナショックで多くの銘柄が下げました。
2017年11月から投資ブログをピタッと止めていた私。
それは他ならぬ「株価が高水準だった」からです。
そして今回の下落。
優良銘柄が適切な評価をされておらず、「お宝がザクザク」しています。
紛れもなく10年に一度のチャンスです。
そんな中、私も投資を再び再開しました。
貯金1,400万円のうち、ある一つの日本株に1,200万円以上を投資しました。
※2021年4月現在も割安な状態は続き、今もどんどん買い増しをしています。
多くのお宝銘柄の中で、さらに埋もれている「これはものすごい!」と感じた銘柄があったからです。
これまで何百と日本株を分析した私が、身銭を切って投資しました。
バフェットはこう言いました。
「賢い人たちは、チャンスが訪れたときに大きく賭けます。オッズが有利なときは大きく賭けるのです。
しかし、そうでないときは賭けません。ただそれだけです。」
今回のコロナショックで資産の90%以上を投じた銘柄とは?
今井バフェットが何に勝負をかけたのか?
理由とともに売買履歴や今後の売買戦略なども詳細に述べています(適宜更新予定です)
もし気になる方はコチラを見て下さい。
ちなみに有料ですが、途中まではタダで読めます。