気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回はLINE(ライン)【3938】の株価を分析。そして今後を予想していきます。
LINE(ライン)とはどんな会社?
LINE(ライン)は、モバイルメッセンジャーアプリLINEの開発及び運営会社です。
同社は、無料メール、通話、LINEスタンプ等の様々なコミュニケーションツールを提供しています。
また、LINEアカウントがあれば、スタンプの作成・販売も可能。
さらに、マーケティングサービスも提供しています。
そして、社員数は2,457人です。
もうこんなに社員いたんですね。
今後は上場廃止?
2019年11月にZホールディングス(ヤフー)と経営統合で最終合意しました。
ソフトバンクと韓国のNAVERが当社1株5380円で5〜6月に公開買い付け開始します。
全ての株を取得することを計画しており、もし成立したら上場は廃止となります。
現在の株価は?
現在の株価は5,260円前後です。
取引単位は100株なので、52万円程度でLINE(ライン)の株を所有することが可能です。
日本株の中では普通ですね。
でも高いですねー!投資初心者がいきなりポンと50万円は出せません。
そして、LINE(ライン)の予想PER(株価収益率)は、現在算出できません。
配当利回りもありません。
上場来の過去の長期のチャート
上場してまだ日が浅いラインです。
ジグザグしており、あまり方向感はないですね。
直近1年のチャートはこちら
公開買い付けが決まったことにより2019年11月にドンと上がりました。
こういった場合、公開買付の価格の水準(5,380円)でそのままずーっと横ばいで終わります。
LINE(ライン)の売上高は?
こちら、しっかり売上を伸ばしてきています。
素晴らしいですね。
LINE(ライン)のEPS(1株当たりの利益)の推移です。
全体を通してみると、方向感がありません。
理想とする右肩上がりのEPSにはほど遠いです。
良くないです。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう。
FY2016から大きく伸びましたが、その後は方向感ありません。
そんなによくはないですね。
ROEの推移はこちら
うーん、良くないですね。
直近は-29.71%です。話になりません。
最後に、流動比率は1.82倍です。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。
LINE(ライン)の今後をまとめると。
大型上場としてとても世間を賑わせたLINE(ライン)。
日本とアメリカの同時上場でも注目を集めました。
グローバルで見ても中国はWeChat、アメリカはWhatsappが席巻しており、Facebook(ファイスブック)やTwitter(ツイッター)のようなグローバル企業として成長するにはこの牙城を崩せるかが今後の課題でもあります。
ただ、もう上場廃止となり、公開買付価格も決まっているので、今から投資をする必要はないです。
つまり今後の株価は変わらないです。
Zホールディングス(ヤフー)などの株価分析の参考になるくらいですね。
これからヤフーとのシナジーがどの程度あるかですね。
現時点では、個人的にはそんなによいと思えませんでした。
次、行きましょう。