高級腕時計の「クオーツ」と「自動巻き」の違いは?どっちがいいの?時計マニアが理由を語る
- 2016/8/22
- ライフスタイル
皆様は腕時計をお持ちでしょうか?
誰しも1つはお持ちである、あるいは一度は購入したことがあるのではないでしょうか。実は腕時計と一概に言っても種類は星の数ほどあります。
時計の種類と言うと大きく違ってくるポイントは原動力となる「機械」です。
人間の腕の上出時を刻むその小さな機械にはさまざまな種類があります。
電池で動く「クオーツ式」や、ゼンマイをまわして動かす「手巻き式」や、ゼンマイを自動で巻き上げる機能を備えた「自動巻き・オートマチック」などの種類に分かれます。 それぞれの機械にメリットデメリットはあり、そこが時計を楽しむ良さでもあります。
時計が好きな方になると、なかには何十万円・何百万円もの時計をお持ちになっているとか。
時間を表すだけの時計、なぜ100円から100万円まで差が出るのでしょうか?
値段は違えども、示すのは同じ「時間」であるのに。
時計は「その人」を表す
時計はその人の趣味や、好み、特徴、風格を表すツールとしても見栄えます。
テレビに登場する芸能人は、その腕につけている時計を見るだけで、その芸人のこだわりの度合いや、仕事量(売れ度合い)などが見えてきます。
つまり、男のロマンは自分らしさを追及する「こだわり」であり、究極を求める結果高級時計へロマンを感じると言うことです。
時計はそのロマンを象ったジュエルそのものです。
なぜ高級腕時計といえば「自動巻き」なのか?
そして高級腕時計といえば「自動巻き」といいます。
なぜこのようなことになるのでしょうか?
例えば、皆様一度は聞いたことのあることでしょう「ロレックス」その名は言わずと知れた高級時計の一つです。
モデルにはパーペチュアル(自動巻き)の名が刻まれているように、ほとんどのモデルは「自動巻き」の機械が採用されております。
例えば100円のショップの時計と100万円のロレックスを並べてみましょう。
何が違いますか?
一見しただけではおそらく「顔が違う」だけでしょう。
しかしよく見て下さい、針の動きが違いませんか?
電池で動く時計は針がカチッカチッと一秒ごとに動きますが、自動巻きの針は滑らかにすべるように動き続けます。
つまり、1秒刻みではなく1秒00,00までの数字を針がカウントしており、その動きは秒刻みからコンマの世界へと進展します。
そして大きな違いは電池を使うことなく時計が動き続けるのです。
ゼンマイおもちゃと同じ、まき続ければ止まることはないのです。
電池切れの心配もありません。
時計なのに電池を使わないで動く?と不思議に思うかもしれませんが、そこがロマンなのです。
与えられたスペースは腕の上、直径にして30mm~40mmといったところでしょうか。
その空間にどれだけの数の部品と手間と時間がかかっているか、考えた事ありますか?
時計通の中では、自動巻きというのは電池式でないことから「機械式」と言われており、当然この機械は精密さが問われることになります。
高級時計は全てが人間の手作業で組み立てられており、全ての部品は入念に吟味された精密部品の結晶になります。
高級時計が高い意味、それは職人の人達の技術と丁寧な作業によって手がけた時間であり、ひとつひとつあなたの為に作られている価値に対する値段と言う事になります。
その小さな部品と技術の結晶体が作り上げた一つの機械で刻む空間に、ビジネスマンであるあなたの「時」を「計」る価値を見出し、男の世界を作り上げるロマンをもたらすのです。