
気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回はコーセー【4922】の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
コーセーとはどんな会社?
コーセー(KOSE)は、メークアップおよびスキンケア、ヘアケア商品などの化粧品を輸出または製造・販売を行っています。
同社は香港、中国、シンガポール、マレーシアを中心に販売を行っています。
以下はWikipediaより引用
創業当時から美容部員による店舗での対面販売形式をとり、現在は多様な販売チャネルを通じて展開する日本の大手化粧品メーカー。また、1960年代後半より香港、大韓民国、中華人民共和国などアジア市場への参入も積極的に進めて、現在では、世界に10以上の海外現地法人を抱える。日本における化粧品業界でのシェアは資生堂、カネボウ化粧品に続き3位である。
以前、こんな事件もありましたね。
新垣結衣、雪肌精ポスターの瞳にスタッフが映る→コーセー謝罪ツイート→カメラマンが困惑
どうでもいい事件ですが、とにかくガッキーはかわいいですね。
そんなコーセー、社長は小林一俊氏。
現在の社員数は7,758人です。
現在の株価は?
現在の株価は22,850円前後です(2018年7月)。
取引単位は100株なので、230万円程度でコーセーの株を所有することが可能です。
230万円前後!
かなり高いですね!1銘柄に230万円ですか。。
これでは気軽に投資ができません。
コーセーのPER(株価収益率)は、現在42.58倍。
40倍を超えているので現在かなり割高となっています。
配当利回りは、0.74%です。
ほとんど配当はないですね。
過去の長期のチャート
なかなかスゴイチャートですね。
直近最安値は2012年の1,723円でした。
そこから急上昇し、いまでは20,000円を超えています。
東証一部らしからぬ動きです。
この勢い、どこまで続くんでしょうか?
ちなみに直近1年のチャートはこちら
キレイな右肩上がりです。
何度か、押し目をつけているところがあるのでコーセーの株を狙っている人はそういうポイントを狙ってみるといいかもしれません。
コーセーの売上高は?
すごい!キレイな右肩上がりです。
直近では売上高3,000億円を超えました。イケイケですね。
いいですね。
コーセーのEPS(1株当たりの利益)の推移です
こちらもしっかり右肩上がりです。
理想的なEPSの上げ方です。
ここまでキレイな形を見ると、反射的に株を買いたくなってしまうほどです。
素晴らしい!
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
こちらも右肩上がり。
言うことないですね。バッチリです。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近17.6%です。
合格ラインの10%をラクラク超えてきています。
高ROEの部類に入ります。素晴らしいです。
ちなみに、売上高の比率は以下
日本以外が4分の1あるんですね。
アジアが12%というのは思ったより少なかったので意外でした。
最後に、流動比率は3.07倍。
こちらも1倍を超えているので問題ありません。
コーセーの今後をまとめると
最低投資額が約100万円とサラリーマン投資家にやさしくない点と、高いPERをみて「なんだよ、どうせ大したことないんだろ?」とかなり穿った見方をしていました。
しかし、数字をみると売上、EPS、BPS、ROEどれもとっても素晴らしいものでした。
ここまで素晴らしい数字の伸びは日本株でもなかなか見ることができません。
これだと高PERも納得です。
コーセー、とても良い銘柄です。
ただ、それでも40倍超えのPERは手を出しづらいのは事実です。
あとは何かの拍子に大きく株価が値下がりし、PERがなるべく下がってくれれば申し分ないです。
そういった場面がくれば僕も欲しい銘柄です。