移動平均線とはチャート分析の王道【初心者にわかりやすい説明】
- 2016/1/22
- 資産運用
今日はチャート分析の王道、移動平均線についてみていきます。
普段はファンダメンタルズ分析で個別銘柄に投資をしていますが、「買うタイミング」もとても大事。
この買うタイミングについては、「億万長者を目指すバフェットの銘柄選択術」においてもメアリーバフェットが強く主張しています。
この本、読みやすくて投資初心者、とくに個別銘柄初心者におすすめです。
そして、タイミングを見る、つまり「あとどのくらい下げそうか?」という市場心理を探るためにこういったテクニカル分析もつかうことは有益だと考えています。
移動平均線とは?
移動平均線は、当日から遡ったある一定期間の終値平均値を、1日ずつずらし、グラフ化し、日々の株価の傾向をみようとする指標です。
株の達人
この移動平均線、MA(エムエー)とも言われます。MAとはMovingAverageのこと。
移動平均の具体例
例えば、過去の「シェアブログ」社の株価が以下だったとします。
1日目 40円
2日目 60円
3日目 80円
すると、3日移動平均線の式は以下となります。
(40+60+80)÷3=180÷3=60円
この場合過去3日間の株価の平均は60円ということ。
この過去の平均を常にとりつづけて1本の線にしたものが移動平均線です。
なので4日の株価がたとえば100円なら過去3日の「平均より高い」ということ。
移動平均線は3本で使うことが一般的
移動平均線は3本で使うことが多いです。
この3本、何が違うかというと平均を取る期間の違いです。
一般的に
短期:5日
中期:25日
長期:75日
となりそれぞれの平均を算出します。
2016年1月の日経平均株価で分析
2016年1月22日現在の日経平均株価をつかって移動平均線を見てみましょう。
見ると、どの線も下り坂となっています。
これはトレンドが下げということ。
そして、3本とも下げているということはこの下げのトレンドが強いということ。
一般的にトレンドがでているときはその傾向がまだ続くことが予想されます。
ただ、1月22日の直近の株価が大きく上げており、短期線を超えました。
下げている中でのこういった上昇は「売り(先物の場合)」の良いサインだということです。
今後日経平均が再び上昇するために必要なこと
株が持ち直すには、この緑の短期線が上向いて、中期線(オレンジ)をクロスした時。
その時をゴールデンクロスといって買うタイミングとしてはとても良いといわれています。
移動平均線はテクニカル分析の王様と言われています。
ぜひチェックしてみてください。