地方議員があえて「匿名」でブログを書く意味とは?
- 2015/9/7
- 政治
なぜ「匿名」を選んだか
政治家というのは名前と顔を売ってナンボ、の職業です。
ですから、匿名でこういった場をお借りして皆さんにお伝えするというのはあまりないことだと思います。
しかし、党派や立場、利害を超えて1人の日本人としてこのシェアブログでお伝えしていこうと思っている内容は、
決して皆さんにとっても無駄にはならないことだと考えていますし、
私自身も知っていただきたい事柄です。そこにお互いの利害はなく、ただ同世代の若い方々をはじめとして、
すべての皆さんに偏見や対立を排してお伝えしていきたい。
だから、匿名という形を選ばせていただきました。
徒然なるままに、ときには趣味や生活、ときには時事や世相のような身近な話題をはさみながら、
このシェアブログでは全体を通して次の3つのことを主題としてお話ししていきたいと思います。
・ 若者と政治 ~18歳参政権を踏まえた30代の主権者リテラシー~
・ 政治との向き合い方 ~なぜ、政治家と国民は解り合えないのか~
・ 「日本」という国を生きるということ
日本の歴史では封建社会と代議制民主主義が機能していた時間が圧倒的に長いですから、
政治に関しては「誰かに妥当な結論を出してもらう」「うまくいかなかったら文句を言う」というスタンスが根付いています。
「万事公論に帰す」よりも「和を以て尊しとなす」のほうが一般的には馴染みやすいのも、
実際の議論は他人に任せることで日常から切り離し、生活上の和(輪)を乱さないで生きていく、という日本人の処世の知恵なのだと思います。
決してこれは政治に限らず、会社や団体などの組織でも多くの方が思い当たる節があると思います。
何事にも向き不向きがありますので、欧米と比してどうだとか言うつもりはありません。
私たちは私たちに合った形の社会を構築し、政治機構や体制を創っていけば良いのです。
しかし、もともと私たちに不向きだったり、以前はうまくいっていたものの将来には不安がでてくるようであれば、
その事実や可能性から目を逸らしてはいけません。
政治も、職場も家庭も恋愛も同じ。
人は生きていく以上は、たえず歩み、変化に対応していかなくてはなりません。
目を瞑ったままでいることは、歩むことができなくなるまで許されないのです。
一般的に20代後半~30代の方々の世代は仕事でも若手から中堅へと歩みを進め責任が増してきます。
家庭を持ち、子どもを育て始める方も多いと思います。
人生も転機や転換点を迎え、目を配らなくてはいけないものが急激に増えてくる頃でもあります。
特に30代半ばになってくると、生き方における「ポイント・オブ・ノーリターン」が迫ってくる圧迫感を強く感じるようになります。
こういうときこそ、人は見たくないものから目を逸らしがちになるものです。
しかし、社会的にも中核となる位置に上りつつあり、前の世代と次の世代を繋ぐ世代である20代後半から30代の方々こそが、
まさにこれから、未来を創りあげていく世代だと思います。
人生の転換期はチャンスとばかり絶好調の方もいれば、プレッシャーを感じ精神的にしんどい方もいると思いますが、
ぜひ、一緒に「政治」を通して悩みも希望も共有し、良き人生を歩んでいきましょう。
もちろん、20代、30代以外の方にもお伝えしたいことは変わりません。
特に、10代の方はいずれ迎える三十路という節目を、良い形で迎えるための参考として読んでいただけたら思います。
私の失敗談もたくさん書いていくつもりですので、楽しみながら読んでくださいね。
ではまた。