ケンタッキーで有名な、ヤム・ブランズの株価を分析してみた【アメリカ投資】

今回紹介する銘柄はヤム・ブランズ(Yum! Brands)です。

こちらも日本人がアメリカ株投資をする中で人気の銘柄なので取り上げました。

ティッカーコードはYUM。

ヤム・ブランズはケンタッキー、ピザハットで有名な会社

アメリカ合衆国ケンタッキー州ルイビルに本社を置き、世界中に5つのチェーン店を展開するファーストフード企業である。“Yum”とは、英語で“おいしい”という意味である。

ファーストフード・レストラン・チェーンの中では世界最大規模で、125の国と領域に4万1千以上のチェーン店を持つ[1]。2007年には、自社売上とフランチャイズ料を含め、総売上が100億ドル以上にものぼる。

ヤム・ブランド社の持つ主なレストラン・ブランドとしては、ケンタッキーフライドチキン、ピザハット、タコベル、ロング・ジョン・シルヴァース、A&W等がある。

wikipediaより引用

あの、ケンタッキーフライドチキン(KFC)とピザハットの会社だったんですね。

現在の株価は?

そんなヤム・ブランズ、現在の株価は70ドル前後。
ちなみにアメリカ株は1株から買えるので7000円程度だせば気軽に購入できます。

ただ、手数料が安いマネックスでも5ドルとられるのであまりに少額からはおすすめしませんが。
上記だと売買代金の7%もとられることになってしまいます。

買うならせいぜい5万円分以上からをおすすめします。

そんなヤム・ブランズのPERは21.7倍程度。
20倍を超えているので決して割安ではないですが、あまりに割高というわけでもない感じです。

配当利回りは2.6%。
そこそこはもらえます。

過去の長期のチャートを見てみる

そんなヤム・ブランズの過去の長期のチャートを見てみましょう。

ケンタッキーのチャート
見るとしっかり右肩上がりです。
これはすごい。

この創業以来右肩上がりってやっぱりいいですよね。
日本の大企業が1989年のバブルの最高値をいまだに超えられていないようなチャートを見せられると長期投資をしようと思えませんので。

日経平均

こんなの
ヤム・ブランズやアメリカS&Pの右肩上がりチャートだと未来に希望がもてます。

ここ1年の短期チャートは

ヤム・ブランズ直近のチャート

ただ、ここ1年でみると15年5月のピーク94.88ドルから大きく下げています。
これを買い場とみるかどうかですね。

ヤム・ブランズの売上高は

売上高

これを見るとFY2012から少し停滞気味?かなという感じです。

次にEPS(1株当たりの利益)の推移です

ヤム・ブランズのEPS

こちらも右肩上がりという感じではないですね。
正直、微妙です。

BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう

ヤム・ブランズのBPS

こちらも山になっていますね。
少しずつ下がっている。

基本的にEPS、BPS共に右肩上がりが望ましいです。
さらにバフェットは直近だけ共に大きく下落し、それにともない大きく株価も下落しているところを狙うと言われます。
その後株価が回復した時に大きな利益を得られますからね。
ヤム・ブランズのROE(株主資本利益率)は直近105%。
ROEはEPS/BPSで求めるのですが、分母のBPSが大きく落ちていることによりROEが高まっています。

流動比率は0.5倍。
1倍を切ってしまっています。
手元にすぐ現金に変えられる資産が50万円しかないのに1年後には100万円返さないといけないような状態です。

ヤム・ブランズの今後をまとめると

ケンタッキー、僕は個人的に好きですが(とくにケンタッキーのビスケットが大好きです)、
数字を見る限り投資対象として微妙ですね。

EPS、BPSの伸びも良くないし、かといってPERが割安なわけでもない、配当金がたくさんでるわけでもない。

全力で皆さんにおすすめしたいような株ではないです。

今井バフェット

今井バフェット株式長期投資家

投稿者プロフィール

株式に長期投資をしている36歳。

節約をして限界まで可処分所得を減らし、種銭をつくり、株を買い増している。
年間300万円の貯金で年利8%の運用が目標。

投資スタイルはバイ・アンド・ホールド。一度買ったらずーっと売らないつもり。
目標資産、まずは1,000万円!(→2020年達成)
次は、3,000万円!(→2021年達成)

46歳で資産1億円をめざす。

近視眼的な投資では理性を失い、結果としてお金と時間を失う
(ウォーレン・バフェット)

(詳細な資産推移はこちら)

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