気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回は大塚ホールディングス(4578)の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
大塚ホールディングス(4578)とはどんな会社?
大塚ホールディングスは、医療関連事業を行うグループ会社を管理・経営しています。
ヘルスケア事業を中心に、国内外で医薬品事業及びニュートラシューティカルズ事業を展開しています。
ちなみに、ニュートラシューティカルズ(Nutraceuticals)とは、Nutrition(栄養)とPharmaceuticals(医薬品)から作られた言葉です。
以下はWikipediaより引用
2012年時点での日本の医薬品企業(製薬メーカー)での売上高は4位、世界の医薬品企業の売上高順位では20位である。
武田薬品工業(世界14位)・アステラス製薬(同18位)・第一三共(同19位)・エーザイ(同25位)と共に国内5大医薬品メーカーのひとつである。
大塚ホールディングスの中でも有名なのはやはり大塚製薬ですね。
ポカリスエットやオロナミンCはいつもお世話になっています。
どうでもいいですが、ポカリスエットって本当に青が似合いますね。
そんな大塚ホールディングス(4578)、現在の社員数は30,638人です。
現在の株価とPERは?
現在の株価は5,302円前後です。
取引単位は100株なので、53万円前後で大塚ホールディングス(4578)の株を所有することが可能です。
高いですね。
やはりひとつの銘柄に50万円は高いです。初心者にはなかなか手を出しづらいです。
そして、大塚ホールディングス(4578)のPER(株価収益率)は、現在25.61倍です。
20倍を越えているので少し割高ですね。
ただ、PERが高いということはそれだけ期待されているということでもあります。
配当利回りと株主優待は?
配当利回りは、1.89%です。
高配当とまではいきませんが、そこそこ配当があるといった印象です。
そして、大塚ホールディングス(4578)の株主優待は、100株以上持っている株主に商品詰め合わせが送られてきます(年1回)。
ポカリスエットにオロナミンC、ソイジョイ、ボンカレーなどが入っています。
実質利回りとしては大したことないですが、こういうの送られてくると地味にうれしいですね。
家族がいる方なんかは奥さんに喜ばれるかもしれません(それで株式投資に理解を示してくれるケースもあります)
詳細は大塚ホールディングスのIR情報をご覧下さい。
上場の長期のチャート
かなり長期の上昇トレンドです。
PERが高いのもうなずけます。
直近1年のチャートはこちら
こちらは方向感がつかめません。
ガクッと落ちるときがあるので欲しい方はそういったテクニカル的なポイント(4,800円とか5,200円とか)に指値を置いておくのがいいかもしれません。
大塚ホールディングス(4578)の売上高は?
うーん、微妙ですね。
右肩上がりではないです。
大塚ホールディングス(4578)のEPS(1株当たりの利益)の推移です
うーん、右肩上がりではありません。
なんともいえませんね。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
こちらは右肩上がりです。
いい感じです。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近6.42%です。
うーん、低いですね。
ただ過去には10%も超えていたこともあるので今後に期待です。
流動比率は2.62倍です。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。
ちなみに海外別売上高はこんな感じです。
日本が半分、北米とその他をあわせて半分です。
グローバルな企業ですね。
大塚ホールディングス(4578)の今後をまとめると
ブランド力もあり、わるくはない銘柄だと思います。
ただ、ちょっとPERが高めです。
株価もしっかり上げているので安値で買いたい長期投資家には手が出しづらいです。
またROEの低さも気になります。
今は無理して買う銘柄でもありません。
優良銘柄なので大きく下げるようなことがあれば欲しい銘柄ではあります。
では次、行きましょう。