高配当・低PERでおすすめ!オリックス【8591】の今後の株価見通し

気になる銘柄を分析し、ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。

では、本日も早速分析していきましょう。

こういった流れで説明していきます。
最後までしっかりご覧いただけると幸いです。

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1. 会社の説明
2. 株価、利回り、PERなど
3. チャート
  -長期チャート
 -短期チャート
4. 売上高
5. EPS(1株あたりの利益) →とくに大事
6. BPS(1株あたりの純資産)→とくに大事
7. ROE(自己資本利益率)  →とくに大事
8. まとめ
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では、まずオリックスについて説明していきます。

1 オリックスについて

(1)総合リース国内首位

オリックスは、総合リースで国内首位の会社です。
独立系で業界草分け。

設備や自動車などのリース業にとどまらず、不動産、投資銀行・債権回収・施設運営などの事業投資、銀行・保険・カードローンなどのリテール金融といった経営多角化でリース業界の枠超える。
ポートフォリオ型経営に定評。

※ポートフォリオ型経営とは?
ビジネスモデルや景気感応度等が異なる複数の事業を展開することでリスクを分散させて、
グループ全体の収益性・安定性・成長性を確保していくポートフォリオ経営を展開。

(2)経営多角化

国内外でM&A積極的です。

海外事業も中国、アジア、米国、欧州へ広く展開。
宮内義彦氏後任の井上亮CEOの元で成長路線継続。

旅館・ホテルも自社運営を本格化。太陽光発電では日本トップ級。

リース手始めに生保、不動産など多角化、海外展開が突出しています。
エネルギー、空港運営など事業投資もおこなっています。

さらに最近では、インド再エネ会社出資に続きスペイン風力・太陽光発電会社買収、
国内最大級の再エネプレーヤーになりました。
未上場会社投資も積極化、計4000億円の投資実行済み。

(3)時価総額24,544億円

そして、時価総額は24544億円です。

時価総額ランクだと、AAランクです。日本の上場企業でも上位ランクです。

2. 株価、利回り、PERなど

では、次に、株価や配当利回りを見ていきましょう。

・株価 1,912円

株価は1,912円です。
100株単位で売買できるので、191,200円から投資をすることが可能です。
いいですね。日本株の中では比較的少額から取引が可能な銘柄です。

・PER(株価収益率)9.81倍

次に、PER。株価収益率ですね。
こちらは9.81倍です。
かなり割安の水準です。いいですね。
オリックスって万年PERが低いイメージがあります。

・配当利回り 4.08%

そして、配当利回り。
こちらは4.08%です。
いいですね!
4%を超えています。高配当銘柄です。

・流動比率 2.49倍

最後に流動比率。流動比率とは、企業の安全性を表す数字です。
流動資産/流動負債で表すことができます。
流動資産とは、1年以内に現金化できる資産。
流動負債とは、1年以内に返済すべき負債。

流動比率が1倍より高いと、
1年以内に現金化できる資産>1年以内に返済すべき負債
→支払えるので安全性についてはひとまずクリア

なので、まずは1倍を超えているかどうかを見ます。
1倍を超えていればOKです。

この会社の流動比率は2.49倍です。
1倍を大きく超えているので会社の安全性についてはクリアです。

3. チャートについて

次に、チャートを分析していきましょう。
あまり深入りせずザックリと説明していきます。

まずは長期チャートです。


上場は1970年の4月です。

実はこれわるくないです。

1989年のバブル崩壊後もしっかり上昇。
2007年にピークを迎え、その後、リーマンショックでドカンと下げました。

ただその後は比較的しっかりと伸びています。

 

次に、短期チャートを見ていきましょう。
過去1年間のチャートです。

では、短期チャート。直近1年のチャートです。

いいですね。しっかり右肩上がりです。
去年の9月18日にゴールデンクロスしてからはかなりしっかりとした上昇トレンドです。

4. 売上高について

では、売上高見ていきましょう!

ちなみに、オリックスの決算月は3月となっています。

売上高は右肩上がりではありません。
ただ、毎年しっかりと2兆円を超えており、いい意味で安定はしています。

5. EPS(1株あたりの利益)について

次に、EPSを見ていきましょう。EPSとは1株あたりの利益のことです。
単年度でみるというより、過去数年にわたってチェックします。

そして、過去数年でしっかり右肩上がりでEPSが上昇していれば、利益を伸ばしているということです。
それは優秀な企業と評価できます。
一方、EPSが右肩下がりとなったり、デコボコしていれば要注意です。
長期投資としてそういった会社を検討するべきではありません。

では、見ていきましょう!

2019年度までは右肩上がり。
その後は大きく落ち込んでしまっています。
まあ、直近はコロナの影響もあり仕方がないもあります。

6. BPS(1株あたりの純資産)について

次は、BPSです。
BPSとは、1株あたりの純資産のことです。純資産とは、会社の価値のこと。
つまり、BPSは1株の価値そのものを表します。

では、見ていきましょう。

こちらは、キレイな右肩上がりです。
良いですね。
長期投資の理想とする伸び方です。

ちなみに、この期間の年平均成長率(CAGR)は、7.11%です。
つまり、年間7.11%ずつこの会社は成長し続けているということです。

7. ROE(自己資本利益率)について

では、ROEについて。
ROEとは、自己資本利益率のことです。
「会社の自己資本をつかってどれだけの利益を出すことができるか?」という数字です。
ROEは、先程のEPSとBPSでも求めることができます。
ROE = EPS / BPS です。

一般的に10%を超えていれば合格ラインとします。
つまり10億円の元手(純資産)で1億円を稼ぎだせればROE10%なので合格です。
そして、10%を毎年しっかり超えているような企業が我々長期投資家が検討するに値する優良企業です。

見ていきましょう。

直近はおいておいて、それまではしっかりと合格ラインを超えています。
実力はある会社だということがわかります。
いいですね。
再びROEが復活すればさらに良いですね。

ちなみに自己資本比率は22.1%です。
こちらは低いです。

8. まとめ

では、オリックスを総合的にまとめましょう!

・高配当銘柄!

オリックスといえばやはり高配当。
4%を超える配当は魅力です。

さらに、時価総額は2兆円を超えており、売上も安定しています。

・規模も大きく、数字もわるくはない。

EPSはそこまでですが、BPSの伸びはよく、ROEも直近コロナの影響を受けるまでは合格ラインをコンスタントに超えていました。

大きな成長はしないが、高配当狙いの方にとってはわるくはない銘柄です。

気になった方はぜひIRなどもチェックして検討を行って下さい。

 

 

 

【ちょこっと宣伝】追記 今井バフェット、株を2,140万円分買いました。

今回のコロナショックで多くの銘柄が下げました。

2017年11月から投資ブログをピタッと止めていた私。
それは他ならぬ「株価が高水準だった」からです。

そして今回の下落。
優良銘柄が適切な評価をされておらず、「お宝がザクザク」しています。
紛れもなく10年に一度のチャンスです。

そんな中、私も投資を再び再開しました。
貯金1,400万円のうち、ある一つの日本株に1,200万円以上を投資しました。
※2021年4月現在も割安な状態は続き、今もどんどん買い増しをしています。


多くのお宝銘柄の中で、さらに埋もれている「これはものすごい!」と感じた銘柄があったからです。

これまで何百と日本株を分析した私が、身銭を切って投資しました。

バフェットはこう言いました。
「賢い人たちは、チャンスが訪れたときに大きく賭けます。オッズが有利なときは大きく賭けるのです。
しかし、そうでないときは賭けません。ただそれだけです。」

今回のコロナショックで資産の90%以上を投じた銘柄とは?
今井バフェットが何に勝負をかけたのか?

理由とともに売買履歴や今後の売買戦略なども詳細に述べています(適宜更新予定です)

もし気になる方はコチラを見て下さい。
ちなみに有料ですが、途中まではタダで読めます。

最大のチャンス!コロナショックで私が2,140万円全力投資した銘柄

今井バフェット

今井バフェット株式長期投資家

投稿者プロフィール

株式に長期投資をしている36歳。

節約をして限界まで可処分所得を減らし、種銭をつくり、株を買い増している。
年間300万円の貯金で年利8%の運用が目標。

投資スタイルはバイ・アンド・ホールド。一度買ったらずーっと売らないつもり。
目標資産、まずは1,000万円!(→2020年達成)
次は、3,000万円!(→2021年達成)

46歳で資産1億円をめざす。

近視眼的な投資では理性を失い、結果としてお金と時間を失う
(ウォーレン・バフェット)

(詳細な資産推移はこちら)

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