気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回は三井不動産(8801)の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
三井不動産(8801)とはどんな会社?
三井不動産は、オフィスビルや住宅などの賃貸および分譲、工事、仲介、販売、管理を行っています。
また、住宅部材の製造ならびにホテル、ショッピングセンター、ゴルフ場などの商業施設の経営、不動産の証券化に係るサービスも行っています。
オフィスビル賃貸は日本橋を本拠に東京都心5区中心に展開し、霞が関ビルディング、東京ミッドタウンなどを保有しています。
商業施設は「三井アウトレットパーク」「ららぽーと」が軸です。分譲マンション事業でも業界トップクラス。
開発、所有、マネジメントの3分野を組み合わせ中長期的な成長を志向。欧米はビル賃貸、アジアは住宅分譲と商業施設を中心に展開しています。
日本最大手の不動産会社で、戦後からずっと売上1位を保っているすごい会社です。
「三井グループの御三家」(三井住友銀行、三井物産、三井不動産)と呼ばれています。
社員の平均年収も高いので、合コンでもかなりの人気と聞きます。(リア充ですね。ただのヒガミです)
今から三井不動産に就職するのは難しくても、投資は誰でもできます。
そして投資さえすればその社員が日夜頑張った成果を、僕たちは汗一つ流さずにしっかり享受することができます。
投資ってそう考えると素晴らしいことです。
この資本主義に残されたお金持ちになるための「最後の平等な手段」かもしれません。
そんな三井不動産(8801)、現在の社員数は19,081人です。
現在の株価とPERは?
現在の株価は2,478円前後です。
取引単位は100株なので、24万円前後で三井不動産(8801)の株を所有することが可能です。
25万円以下で購入できる日本株です。
ちょっと高いですが、これなら投資初心者でもなんとかギリギリ手が届く価格です。
そして、三井不動産(8801)のPER(株価収益率)は、現在16.36倍です。
15倍前後なので適正ラインです。
配当利回りと株主優待は?
配当利回りは、1.58%です。
うーん、少しはあるというくらいですね。
そして、三井不動産(8801)の株主優待はありません。
過去の長期チャート
ボラティリティが高いですね。
大きく上昇したかと思えば、数年で半分以下にあっさりなってしまい、そこからガツンと倍近くに上昇したりとジェットコースターのようです。
直近1年のチャートはこちら
あまり方向感はありませんね。
ただ、他の多くの日本株と同じく2019年の8月に入って大きく下げています。
米中貿易摩擦の影響が色濃く出ていますね。
三井不動産(8801)の売上高は?
売上高は右肩上がりです。
いいですね。
売上高は1兆8,000億円超えです。
2兆円超えが見えてきています。
三井不動産(8801)のEPS(1株当たりの利益)の推移です
キレイな右肩上がりです。
久しぶりにこんなにキレイな右肩上がりのEPSを見ました。
素晴らしいです!
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
こちらもしっかり右肩上がりです。
いい感じです。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近7.18%です。
うーん、合格ラインの10%には届きませんでした。
残念です。
ただ、年々ROEは上昇しているので今後に期待です。
流動比率は1.9倍です。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。
ちなみに売上高は日本100%です。
三井不動産(8801)の今後をまとめると
数字なかなか良かったです。
とくにEPSの伸びは素晴らしいです。
個人的にも気になってしまった銘柄です。
これでROEが10%のってくれば真剣に買いを検討したい銘柄です。
気になった方は詳細を四季報などでもチェックしてみて下さい。