今回は、2016年2月に最も値下がりした米国株を見てみます。
大きく値下がりした銘柄には今後大きく回復したときに利益をもたらす銘柄もあるはずです。
今回見ていくのはS&P500の組入銘柄
今回は優良株という観点からS&P500の銘柄にしぼりました。
対象を広げすぎると株価急落したベンチャーがそのままあっさり倒産なんてことにもなりかねませんから。
そもそもS&Pとは?
S&P500(エス アンド ピー ファイブハンドレッド、Standard & Poor’s 500 Stock Index)は、アメリカ合衆国の投資情報会社であるスタンダード・アンド・プアーズ社が算出しているアメリカの代表的な株価指数。ニューヨーク証券取引所、NYSE MKT、NASDAQに上場している銘柄から代表的な500銘柄の株価を基に算出される、時価総額加重平均型株価指数である。
では、2016年2月の下落率ランキングを見ていきましょう
こちらがTOP5
第1位 チェサピーク・エナジー −35.84%
第2位 デボン・エナジー −29.07%
第3位 マラソン・オイル −26.52%
第4位 マラソン・ペトローリアム -21.30%
第5位 バイアコム -20.20%
そして6位以下はこちら
第6位 サウスウエスタン・エナジー -19.12%
第7位 HCP -19.09%
第8位 ラルフローレン -18.92%
第9位 レンジ・リソーシーズ -18.10%
第10位 ウィリアムズ・カンパニーズ -18.03%
1ヶ月の下げ幅大体20%くらいが目安
大体S&Pの下げ幅TOP10に入るには20%程度の下落が目安なんですね。
銘柄は原油安の影響で、石油関連銘柄が多いです。
8位にあの有名アパレルブランド、ラルフローレンもランクインしています。
割安な値段で買うことが大事
アメリカ株は、優良株を厳選して買うことも大事ですが、なにより大事なのは可能な限り安値で買うことです。
この点、メアリーバフェットも著書「バフェットの銘柄選択術」で指摘しています。
バフェットによれば、市場のコンセンサス通りに投資を行うのは、その銘柄を高値で買うことに等しい。
市場の誰もがその銘柄に見向きもしなくなった時こそ投資を決断するチャンスである。
好材料が出たからといって即、買ってはならないのだ。一般の投資家は好材料が出ると書い、悪材料が出ると売るものだ。
しかし、好材料が出た時点で投資をすると、結局のところ、それを織り込んだ高値で買うことになる。割安な水準で買いたいのであれば、じっと悪材料と待つべきなのだ。
上記に挙げた10銘柄は2016年2月においては割安といえます。
必ずしも上がるわけではないですが、ここから実はしっかり回復出来そうな銘柄を探るというアプローチも意外な発見があるかもしれません。