今なお進化を続けるウォルト・ディズニーのイノベーション戦略とは?
- 2015/10/1
- テクノロジー

こんにちは、イノプロです。
ウォルト・ディズニー社のDisney Investmentsが映画領域に特化したVR(バーチャル・リアリティ)スタートアップのJauntに投資しました。
VR領域で世界初の1億ドルの資金調達
総額1億ドルのうち、6,500万ドルがウォルト・ディズニーの投資とのこと。
VR領域での1億ドルの資金調達は、世界初となります。
海外では、映画産業がVRに本格的に取り組む、象徴的な案件と言われています。
http://thebridge.jp/2015/09/jaunt-funding-pickupnews
テクノロジー×コンテンツ×放送網
ウォルト・ディズニーは昨年Disney Acceleratorという、ベンチャー協業プログラムを社長肝入りでスタートし成功させました。
例えば、Disney Acceleratorに参加したSpheroは、ウォルト・ディズニーがIP(知的財産権)を持つスター・ウォーズのBB-9ドロイドの玩具を発売しています。
http://m.japan.cnet.com/story/35070632/
ウォルト・ディズニーはグループ企業として、ABC・Disney Channelのような放送網、Pixar・Lucas Film・MarvelのようなIP保有企業まで持つ世界最大のメディア・コングロマリットです。
自社のIPと最先端のテクノロジーで魅力的なコンテンツを創造し、放送網で流すという垂直統合のイノベーション戦略を取っています。
ディズニーの目指す未来は?
世界初の長編カラーアニメーション「白雪姫」を作成して以来、常に最先端のテクノロジーとエンターテイメントを融合してきました。
制作・配給だけでなく技術開発にもどんどん進出しているウォルト・ディズニーには今後も注目です。