気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回はオークマ(6103)の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
オークマ(6103)とはどんな会社?
オークマは、コンピューター数値制御(CNC)機能を使用する工作機械やその他産業機械を製造しています。
主製品にはフライス盤、複合加工機(MC)、研削盤、穴あけ機を含みます。
以下はWikipediaより引用
ヤマザキマザック、DMG森精機、ジェイテクトと共に日系四大工作機械メーカーの1つ。
警察官だった大隈栄一は、義父の作った製麺機に影響され転職後、1898年(明治31年)に創業した。
創業当初は製麺機械の製造・販売を行っていた。工作機械の製造を始めたのは1904年(明治37年)のことである。
そんなオークマ(6103)、現在の社員数は3,319人です。
スゴイですね。元警察官が創業した会社が東証一部で社員3,500人、しかもNikkei225銘柄にまでなるなんて。
まさしくジャパニーズ・ドリームですね。
現在の株価とPERは?
現在の株価は5,530円前後です。
取引単位は100株なので、55万円前後でオークマ(6103)の株を所有することが可能です。
うーん、高い!一つの銘柄に50万オーバーは高すぎです。
もうちょっとなんとかならないのでしょうか。
コレではいつまでたっても一般投資家が参加できません。
そして、オークマ(6103)のPER(株価収益率)は、現在10.85倍です。
こちらは10倍前後なので割安ラインですね。
配当利回りと株主優待は?
配当利回りは、2.17%です。
そこそこ配当があるといった感じですね。
そして、オークマ(6103)の株主優待はありません。
過去の長期のチャート
2007年をピークに下落、その後は再び徐々に回復してきています。
直近1年のチャートはこちら
どちらかといえば軟調です。
徐々にではありますが下値を切り下げてきています。
オークマ(6103)の売上高は?
うーん。微妙です。
よくもなくわるくもない。
キレイな右肩上がりではありません。
オークマ(6103)のEPS(1株当たりの利益)の推移です
こちらも微妙です。
キレイな右肩上がりが長期投資の理想形なのですが、オークマのEPSはそれとは違います。
ただ、FY2017をのぞけば比較的堅調にも見えます。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
こちらはキレイな右肩上がりです。
いい感じですね。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近9.68%です。
合格ラインの10%は超えなかったものの、健闘している方です。
過去には10%を超えていることもあったので今後に期待です。
流動比率は2.88倍です。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。
ちなみに海外別売上高はこんな感じです。
日本半分、海外半分といったところですね。
オークマ(6103)の今後をまとめると
うーん、パッとしない銘柄でした。
印象に残らない感じです。
個人的にも欲しいとは思えませんでした。
気を取り直して次、行きましょう。