気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回は日本郵船【9101】の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
日本郵船とはどんな会社?
日本郵船(にっぽんゆうせん)は主に世界各国のハブ港間にて海上輸送サービスを提供しています。主に定期不定期のコンテナ船各種専用船、客船、ロジスティックスを運営しています。
「にっぽん」ゆうせんと読むのですね。恥ずかしながらはじめて知りました。
以下はWikipediaより引用
1885年(明治18年)9月29日に創立された船会社であり、三菱商事とともに三菱財閥(現・三菱グループ)の源流企業である。1893年(明治26年)12月15日に株式会社となった。日本の3大海運会社の一つ
国内・海外を合わせて350以上の都市の港へ838隻[5]の運航船舶が乗り入れており、運航船舶数規模及び連結売上高及び連結純利益で日本では1位、世界でも最大手の海運会社のひとつである。
英文表記「NIPPON YUSEN KAISHA」から「NYK LINE」とも記され、国際的には「NYK」として知られている。
ものすごい歴史を感じる日本を代表する会社です。
同社を溯れば坂本龍馬の海援隊の業務を岩崎弥太郎が引き継いだ九十九商会(後に三菱商会)に突き当たるそうです。
ちなみに日本三大海運会社は、日本郵船、商船三井、川崎汽船です。
そんな海運でもトップがこの日本郵船です。
現在の社員数は35,891人です。
さすが大企業、社員も大所帯ですね。
現在の株価は?
現在の株価は1,803円前後です。
取引単位は100株なので、18万円円程度で日本郵船の株を所有することが可能です。
20万円以下で買える銘柄です。
たしかに高いですがまあ3日本株の中では比較的普通の部類です。
日本郵船のPER(株価収益率)は、現在算出できません。
配当利回りは、1.11%です。
日本株の中では普通の配当です。
株主優待は、株式を100株以上保有している株主を対象に「飛鳥クルーズ」の10%割引優待券をもらえます(3枚)。
うーん、招待券ならわかるのですが「10%割引」って正直あまりいらないです。
過去の長期のチャート
見ると、2007年ころに大きく上昇し12,000円まで上昇しています。
しかし、そこからかなり下げており、約6分の1にまで落ち込んでいます。
長期投資が報われていない悲しいチャートですね。
直近1年のチャートはこちら
2018年の後半から値を下げたあとはレンジですね。
1,600円と1,900円の間をいったりきたりです。
日本郵船の売上高は?
ジワジワと下げています。
売上2兆円を割ってきてしまっています。
日本郵船のEPS(1株当たりの利益)の推移です
直近のROEもマイナスです。
よくないですね。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
うーん、パッとしませんね。
よくありません。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近−9.13%です。
これでは話になりませんね。
流動比率は0.89倍。
こちらは1倍を割っているので少し心配です。
日本郵船の今後をまとめると
日本を代表する大企業ということなのですが、数字だけみるとあまり魅力を感じませんでした。
もっと良い銘柄はたくさんあります。
次、行きましょう。