気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回は商船三井【9104】の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
商船三井とはどんな会社?
商船三井は世界各国にて海上貨物輸送・倉庫管理・貨物取扱いを行っています。
主に、コンテナ船・各種専用船・油送船・フェリー内航船を運営しています。
輸送貨物には、石炭、鉄鉱石、穀物、木材、アルミナ、セメント、ボーキサイト、ニッケル、チップ、自動車、紙製品、化学製品、原油、精製油、LPG(液体石油ガス)などがあります。
日本郵船・川崎汽船と並ぶ日本の三大海運会社の1社です。略称はMOL(エム・オー・エル)です。
現在の社員数は10,828人です。
現在の株価は?
現在の株価は2,911円前後です。
取引単位は100株なので、29万円程度で商船三井の株を所有することが可能です。
30万以下ですので日本株の中では普通ですが、やっぱり一つの銘柄に30万円前後は高いですね。
商船三井のPER(株価収益率)は、現在算出できません。
配当利回りは、1.72%です。
決して高配当ではありませんが、日本株の中ではそこそこといった利回りです。
株主優待は、株式を100株以上で「にっぽん丸クルーズ」の割引券2枚がもらえます。
2枚で最大20%割引になります。
海外クルーズで60万円とかするそうなので、20%割引だと12万円お得です。
豪華クルーズ旅行なんていいですね(僕には今のところ縁がありませんが)
過去の長期のチャート
2017年に大きく上昇し、下落しています(いわゆる打ち上げ花火のような形です)。
上場来最高値は2017年の18,610円です。
そこから考えると現在は約6分の1まで株価が下落しています。
ちなみに直近1年のチャートはこちら
軟調ですね。下落トレンドです。
2018年の7月に底を打ったように見え、その後は回復してきています。
商船三井の売上高は?
うーん、右肩上がりではありませんね。
ただ、さすが三大海運の一角、売上は1.5兆円を超えています。
商船三井のEPS(1株当たりの利益)の推移です。
こちらはガチャガチャしていますね。
マイナスの年度もあります。
よくありません。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう。
こちらはFY2015をピークに下落してしまっています。
長期投資したい株というのはBPSがキレイな右肩上がりをなしているものです。
商船三井のBPSの形では、当てはまりませんね。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近-8.71%です。
マイナスなので話になりませんね。
最後に、流動比率は1倍。
こちらは問題ありません。
商船三井の今後をまとめると
日本三大海運の一角、商船三井はたしかに大企業なのですが、数字は決してよくないです。
無理して買う銘柄でもないと思います。
他にいい日本株はたくさんあります。
次、行きましょう。
ちなみに以前、三大海運の一つ、日本郵船(にっぽんゆうせん)の株価分析もしていますのでよければこちらもどうぞ