スマートフォンは身体的にも精神的にも悪影響!? ハーバードビジネススクールの教授が発表した新事実とは!?

もしあなたがこの記事をスマートフォンで読んでいるのなら、すぐに姿勢を正した方がいいかもしれません。

ハーバードビジネススクールの社会心理学者Amy Cuddy氏がニューヨークタイムズで発表した”ある事実”が現在アメリカで話題になっています。

この記事によると、私たちがスマートフォンを操作する時の姿勢が「精神的」にも、「身体的」にも、悪影響を及ぼすというのです。

身体的な悪影響

Cuddy氏の実験によると、スマートフォンを操作する時、平均で約60度首が前方に傾くそうです。

人の頭は25〜30kgほどなので、首が60度傾くと、肩には通常の姿勢よりも約4.5kgも多くの負担がかかることになります。
これが原因で慢性的な肩こりや、偏頭痛を訴える人が現代の若者の中で非常に増えているそうです。

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精神的な悪影響

身体的な影響だけでなく、スマートフォンを見る時の姿勢は精神的にも良くない影響を与えます。

姿勢で”精神状態”が変わる?

Cuddy氏は、精神的に健全な人たちを2つのグループに分け、ある実験を行ないました。

まず1つめのグループの人たちには、立って前方を向いた姿勢で、インタビューを行ない、いくつかの質問に答えてもらいました。

そして、2つめのグループの人たちには、前かがみに俯いた状態で、1つめのグループと同じ内容のインタビューに答えてもらいました。

その結果、面白いことに、2つめのグループの方が1つめのグループよりも、ネガティヴな回答を多くしたそうです。
また、話し方や答え方も、2つめのグループの方が自尊心が低いような印象を持ったと言います。

姿勢で”記憶”が変わる?

続けて、Cuddy氏はこの2つのグループに対して、記憶力クイズを出しました。

いくつかの”ポジティブなワード”と”ネガティヴなワード”を1つめのグループには立った姿勢で覚えてもらい、2つめのグループには俯いた姿勢で覚えてもらいました。

数時間後に、どれだけのワードを覚えていたか確認したところ、1つめのグループの人たちは”ポジティブなワード”も”ネガティヴなワード”も同じ比率で覚えていたのに対して、2つめのグループの人たちは”ネガティヴなワード”をより多く覚えている傾向があったそうです。

これらのことから、スマートフォンを見るときのやや俯いた姿勢は、精神的にネガティヴな影響を与えるということがわかります。

対策は?

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あなたをスマートフォンの身体的な悪影響からも精神的な悪影響からも守るためには、単純にスマートフォンを見る時の姿勢を改めるしかありません。

スマートフォンを見る時には、できるだけ腕を高く上げ、顔の前にスマートフォンをもっていくことで、顔をしっかりと前に向けることを心がけてみるのがいいかもしれません。

参考:Business Insider




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