英語が話せるようになるための3つのポイント【2/3】

20代、30代のできるビジネスパーソンが読者なら興味があるだろう英会話力の習得について書くシリーズの第2弾です。

前回お話した3つのポイント覚えてますか?

英語を話せるようになるには、
1.基礎語彙3000と中学レベルの文法が知っているではなく使えるレベル
2.正しい発音とイントネーションで発話できる
3.英語を発話する瞬発力(3秒以上間を空けない)

この3つが大事ですよ~

前回は、「1.基礎語彙3000と中学レベルの文法が知っているではなく使えるレベル」について書きました。
今回は「2.正しい発音とイントネーションで発話できる」です。

もしも、他にこういう要素もあるのでは?というご提案あればぜひ知りたいです。

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なぜ発音が大事なのか??

外国人が以下のように話かけてきたらなんていってるかわかりますか?

(1) WOTOSHI NOKOISHO WOOKOMOI

ちょっと正しくしてこれならどうですか?
(2) WOTOSHI NO KOISHO WO OKOMOI

実はこれ、
(3) Watashi No Kaisha Wa Akamai

つまり、「私の会社は、アカマイ」ですと自己紹介してたんです。

何をしたかというと、ご存知の通り日本語は「あ、い、う、え、お」と母音が5つあります。

でも、(2)では「あ」と「お」の区別ができずに、
”あ⇒お”になってしまっています。

(1)はさらに、文章を区切る位置、つまりイントネーションやポーズのタイミングまでおかしくなっています。

どうですか?
「そんなミスしないでしょう…」と思いますか?

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英語の母音は日本語よりも複雑!

さて、そんなミスおかしいといったあなた、
”Cat”, ”Cot”, ”Cuts”すべて正しく発音する自信ありますか?

英語には「あ」に近い音だけで3つもあります。
子音に目をむければ、誰もが知っている”light”や”right”の違いもありますよね。
英語の苦手な日本人にすればどっちも「ライト」です。

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英語の発音は母国語が影響する!

ところで、”night(夜)”と”light”はどうでしょうか?
「ぜんぜん違う!!」と思いましたか?

これ、実はタイ人の英語初学者は区別できない時があるんです。

なぜかというと「N」と「L」はどっちも上あごの歯の付け根あたりに舌をつけて発音します。
「N」と「L」は舌の位置は全く同じなんです。
ただ、「N」は鼻から息を吐く。「L」は100%口から息を吐くこの違いがあるんです。

タイ語には口から100%息を出す音の出し方がないので「L」の発音がうまくできず、「N」と区別ができません。
しかし、タイの人には「R」と「L」はぜんぜん違う音です。

このように、英語の発音は母国語の影響を強く受けます。

ちなみに、Lの発音はN(ん~~~)という音を出して(※鼻をつまむと鼻から息を出しているのが分かる)、
息を口から100%出すようにすればできるようになります。

 

 

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発音をよくする方法(幼児編)

もしも、みなさんに小さなお子さんがいたら…(~3歳)
とにかく、大量に英語の音を聞かせてください!!

最近の研究では、赤ちゃんは世界中のあらゆる音素の違いを識別できるのが分かっています。
例えば、LとRの違いを日本人の赤ちゃんも区別できます。

しかし、言語を習得する過程で、使わない音はドロップしていきます。
(使わない部分のシナプスの形成は弱まり、使う部分のみ強化される?)

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大人はどうすればいいの?

実は私自身発音はとっても苦手です。ただ、練習である程度何とかなるようです。
最近おススメなのは、SiriやGoogleの音声検索を英語設定にしてちゃんと正しく認識されるかテストすることです。

人間の先生(特にネイティブ!)は、上達しないと結構めんどくさくなってさじを投げます…
でもGoogle先生は飽きずに何度も聞いてくれます。そして精度は変わることなく判定してくれます。

瞬間英作文のような基本的な短文がたくさん載っている書籍を活用し、Google先生に判定してもらうのがベストです。

自分の苦手な音(何度も違う単語で間違える音)が分かったらそれを徹底的に練習するようにしましょう。

ちなみに、LとRの発音の違いについてはこちらを参考にしてみてください。

英語が話せるようになるための3つのポイント(3)

堀場 英雄

堀場 英雄サラリーマン×週末起業(著者・学長)×投資家

投稿者プロフィール

キャリア形成(転職・週末起業)、グローバル人材(英語力、外国人と働く)、最近のニュースで考えたことなどをShare Blogを通じて情報発信していけたらと考えています。

1978年生まれ。名古屋大学卒業、米国の大学院卒業(原子核工学修士)。20代はGE、BCGといった一流外資企業でプロとしての成功を一途に目指す。

しかし!心技体すべてで圧倒的なレベルを求められる超プロの世界にはついていけず、挫折…

30代になり大手メーカーに勤務しながらも、今まで習得してきた「英語力(米国大学院)×財務スキル(GE)×戦略立案力(BCG)」のかけ算で、オンライン英会話学校バリューイングリッシュを設立。同校の学長を務める。

多忙な留学・社会人生活の中でも、効率的に次々とスキルを習得する力には定評がある(理系ながらTOEIC 980点)。

著書には、
「プチスキル」をかけ合わせて「レア人材」になる 一生食える「強み」のつくり方

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