ローム【6963】の今後の株価を分析してみた

気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。

今回はローム【6963】の株価を分析。
そして見通しを分析していきます。

ロームとはどんな会社?

ロームは電子部品メーカーで、特注カスタマーIC(集積回路)の大手企業です。
1954年に佐藤研一郎氏が抵抗器製造メーカーとして創業しました。
開発エンジニアの顧客対応力に強みがあります。

現在はIC(LSI)を主力にダイオードや抵抗器、半導体レーザーなどの半導体素子や、液晶・LEDディスプレーを生産しています。
自社生産の比率が高く、ウエハやフォトマスクなど半導体の全工程内製化も推進。

さらに、海外売り上げがアジア・中国の日系メーカー向けを中心に半分を超えています。
2008年、沖電気工業から半導体事業を買収しました。

「われわれは、つねに品質を第一とする。」を企業目的としています。
(かっこいいですね)

ちなみに、ロームは健康面に配慮し、全社的に禁煙制度が導入されているそうです。
そのため、喫煙者は入社時までに禁煙するよう求められるそうです。
(こういう企業増えていますね。いわゆる「嫌煙」企業ですね。ソフトバンクも喫煙スペースを撤去したりと禁煙に向けすすめています。僕はたばこ吸わないのでどっちでもいいのですが、愛煙家にとっては大変そうですね。)

そんなローム、現在の社員数は23,120人です。
すごい社員数ですね。

現在の株価は?

現在の株価は7,000円前後です。
取引単位は100株なので、70万円前後でロームの株を所有することが可能です。

うーん、高いですねー。
1つの銘柄に70万円はちょっと買うのを躊躇してしまいます。
資産100万円だったらポートフォリオの70%がロームになってしまいますからね。

ロームのPER(株価収益率)は、現在16.7倍です。
こちらは15倍前後なので適正です。
割高でも割安でもないですね。

配当利回りは、2.17%です。
日本株の中では普通です。

ロームの株主優待はありません。

ロームの長期チャート

2000年に急上昇して、その後大きく崩れています。
典型的なITバブル銘柄ですね。

その後緩やかに下げたのですが、2012年から流れが変わり比較的堅調推移しています。

直近1年間の短期チャート

うーん、軟調ですね。
何度もガクッと大きく下げては反発しています。
比較的値動きが荒いですね。

ロームの売上高は?

比較的堅調です。
わるくはありません。
売上は4,000億円到達目前です。

ロームのEPS(1株当たりの利益)の推移です

こちらは微妙です。
ただ、FY2016からはしっかりと右肩上がりです。

BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう

こちらもFY2016からは右肩上がりです。
わるくはありません。

ROE(株主資本利益率)の推移はこちら

直近のROEは5.88%です。
合格ラインの10%には届いていません。
過去を見ても、低いROEです。
とはいえ、ほとんどの日本株はこんなものです。
もう少し頑張ってもらいたいですね。

最後に流動比率は6.7倍です。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。

ロームの今後をまとめると

判断が難しい「わからない」銘柄です。

ROEは低いですが、実はEPSやBPSの伸びはわるくありません。
流動比率は6.7倍もあり、財務の堅牢さも伺えます。

ウォーレン・バフェットは「わからない」ものには投資をスタイルを貫いていました。
僕にとってはこの銘柄は「わからない」です。
なので現時点で投資をしたいとは思えませんでした。

ただ、わるくはない銘柄のため、気になる方もいると思います。

その場合は四季報やIRなどで詳細をチェックしてみて下さい。

今井バフェット

今井バフェット株式長期投資家

投稿者プロフィール

株式に長期投資をしている36歳。

節約をして限界まで可処分所得を減らし、種銭をつくり、株を買い増している。
年間300万円の貯金で年利8%の運用が目標。

投資スタイルはバイ・アンド・ホールド。一度買ったらずーっと売らないつもり。
目標資産、まずは1,000万円!(→2020年達成)
次は、3,000万円!(→2021年達成)

46歳で資産1億円をめざす。

近視眼的な投資では理性を失い、結果としてお金と時間を失う
(ウォーレン・バフェット)

(詳細な資産推移はこちら)

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