
気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回は京王電鉄(9008)の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
京王電鉄(9008)とはどんな会社?
京王電鉄は、主に関東地方にて旅客鉄道およびローカル・貸切バスを運営しています。
また、不動産業・百貨店・スーパーを営み、新宿・札幌にてホテルの経営も行っています。
以下はWikipediaより引用
京王という名称の由来は、東京と八王子を結ぶ鉄道であることから。また、旧京王電気軌道と旧帝都電鉄(共に後述)の路線で発足した経緯から、1998年6月30日まで京王帝都電鉄(けいおうていとでんてつ、略称:京王帝都・京帝、英称:Keio Teito Electric Railway、英略称: KTR)という社名であった。
京王って、東京と八王子だったんですね。初めて知りました。
そんな京王電鉄(9008)、現在の社員数は13,040人です。
現在の株価とPERは?
現在の株価は6,510円前後です。
取引単位は100株なので、65万円前後で京王電鉄(9008)の株を所有することが可能です。
高いですね。一つの銘柄に60万円超えは高すぎです。
投資初心者にはなかなか手が出しづらいです。
そして、京王電鉄(9008)のPER(株価収益率)は、現在31.43倍です。
30倍以上なので高PERです。
かなりの割高ですね。
配当利回りと株主優待は?
配当利回りは、0.77%です。
配当はほとんどありません。
そして、京王電鉄(9008)の株主優待は保有株式に応じて「電車全線乗車証」がもらえます。
2017年10月1日に単元株数が1,000株から100株に変わり、必要な保有数が変わってきます。
他にも京王百貨店の割引(10%)などももらえます。
最新の情報は京王電鉄のIR情報をご覧下さい。
まあ、よく利用する方にはいいでしょうが、株価60万円以上払ってもらうものではありません。
株主優待目的で買う銘柄ではないです。
過去の長期チャート
結構堅調ですね。下値を切り上げていっています。
直近1年のチャートはこちら
こちらもしっかりの上昇トレンドです。
他の多くの日本株が2018年は軟調だったのにすごいですね!
京王電鉄(9008)の売上高は?
ゆるやかですが、地味に伸びています。
いい感じです。
京王電鉄(9008)のEPS(1株当たりの利益)の推移です
こちらも右肩上がりです。
キレイなカタチをしています。
かなりいいですね。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
こちらも緩やかですが右肩上がりです。
いいですね。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近6.99%です。
うーん、合格ラインの10%は超えられませんでした。
EPSやBPSの伸びがかなりよかったので、「これでROEがよければ投資したいかも!」と期待したのですが、残念です。
流動比率は0.74倍です。
こちらは1倍を割っているので少し心配です。
ちなみに事業別売上高はこんな感じです。
運輸業は約30%なんですね。
これを見ると、いろんな事業を手掛けていることが分かります。
京王電鉄(9008)の今後をまとめると
PERは割高、配当もほとんどない。
ですが、各数字の伸びは結構よかったです。
これでROE高ければ投資を真剣に考えたかもしれないです。
ただ、低ROEだったので残念です。
と、いうことで個人的には投資を今すぐしたいとは思えませんでした。
次、行きましょう。