気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回は川崎重工業(7012)の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
川崎重工業(7012)とはどんな会社?
川崎重工業は、船舶、鉄道車両、航空機、産業機械などを製造しています。
主な製品は、船舶、ジェットエンジン、ボイラ、環境装置、産業用ロボットなどです。
また、エンジニアリングサービス、建築工事、福利施設の管理なども行っています。
以下はWikipediaより引用
会社の歴史は19世紀の明治時代より始まっており、東京築地の川崎築地造船所に端を発している。大正時代の第一次世界大戦による造船活況、そして世界大恐慌、昭和時代の第二次世界大戦、戦後の高度成長期と日本の近代史・産業史とともに存続してきた日本を代表する総合重機械産業である。
三菱重工業・IHIとともに三大重工業の一角を担う名門企業でもある。
一方で、重工業では珍しく、日本国内でファナックに次ぐ第2位、世界では第4位のロボット産業としての存在感を確立しており、IoTやAIに至る第四次産業革命の一端を担う業容を拡大しつつある。
また、水素社会の確立を見越した水素チェーンのインフラ技術確立にいち早く取り組んでおり特筆に値する。これらの歴史は従来製品の延長だけで満足せず、新たなる分野での「テクノロジーの頂点」を目指す社風の成果とされる。
日立製作所内で設立されている日立返仁会(日立博士会)や日立技術士会と同じく、企業内において理工系国家最高資格の技術士、国家最高称号・学位である博士号取得を積極的に推進し、技術士資格取得者から構成する川重技術士会(約140名)や博士号取得者で構成される川重博士会(約120名)を設立している。
さらには自社内の社報で技術士・博士号取得者を定期的に公開しており「テクノロジーの頂点へ」という気風を強力に後押ししている。
間違いなく、日本を支える大企業です。
そんな川崎重工業(7012)、現在の社員数は35,691人です。
現在の株価とPERは?
現在の株価は2,040円前後です。
取引単位は100株なので、20万円前後で川崎重工業(7012)の株を所有することが可能です。
日本株の中では普通ですが、一つの銘柄に20万オーバーはやはり高いと感じます。
投資初心者には少し厳しいです。
そして、川崎重工業(7012)のPER(株価収益率)は、現在16.61倍です。
15倍前後なので適正ラインですね。
配当利回りと株主優待は?
配当利回りは現在2.54%です。
日本株の中ではそこそこありますね。
そして、川崎重工業(7012)の株主優待はありません。
過去の長期のチャート
方向感はありません。
バブル期以降大きく下げ、上げては下げをくりかえしています。
直近1年のチャートはこちら
軟調ですね。
8月に入り、さらに大きく下げています。
多くの日本株と同じですね。こういったバーゲンセールで本当に値打ちのある銘柄をつかむのが資産を増やすポイントです(わかっていても大きく下げている銘柄を買うのは勇気が入りますよね)
川崎重工業(7012)の売上高は?
比較的堅調です。
わるくありません。
川崎重工業(7012)のEPS(1株当たりの利益)の推移です
うーん、よくないですね。
ガチャガチャしています。
長期投資の理想とする右肩上がりからは程遠いです。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
こちらは比較的堅調です。
わるくはありません。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近5.76%です。
合格ラインの10%は超えていません。
ただ、過去データを見ると何度も10%を超えているのでポテンシャルは高そうです
今後に期待です。
流動比率は1.31倍です。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。
川崎重工業(7012)の今後をまとめると
うーん、微妙ですね数字がパッとしませんでした。
個人的には「欲しい」というレベルにまで至っていない銘柄です。
さらに大きく下げることも十分考えられます。
ただ、日本を代表する大企業ですし、決してポテンシャルはわるくないのです。
詳細気になる方は四季報などを見てみて下さい。