気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回はTDK(6762)の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
TDK(6762)とはどんな会社?
TDKは、磁気テープやフェライトコアなどの電子部品を製造しています。
さらに電源、トランス、インタクタ(コイル)、セラミックコンデンサ、情報通信ネットワーク(LAN)関連部品半導体、センサなども販売しています。
同社は世界中に製品を配給しています。
以下はWikipediaより引用
ソフトフェライトの工業化を目的とするベンチャー企業として1935年に設立され、現在ではフェライトを始めとする電子材料・電子部品の他、ビデオテープ、オーディオテープ、フロッピーディスクなど各種記録メディア(磁気、光など)などを製造販売する大手メーカー。
一般的な知名度としては、記録メディアのブランドとの印象が強かったが、2007年にTDKは記録メディア販売事業をイメーションに譲渡した。
しかし、2015年12月末を以って同社は記録メディア事業から完全撤退したため、事実上、TDK Life on Recordブランドは終了している。社是は「創造によって文化、産業に貢献する」、社訓は「夢 勇気 信頼」。
もう記録メディア事業から撤退していたんですね。
そういえば、中学時代にMDディスク、TDKのものを使っていました。
中身はこんな感じ
懐かしくて涙が出そうです笑
そんなTDK(6762)、現在の社員数は108,962人です。
現在の株価とPERは?
現在の株価は7,890円前後です(2017年6月)。
取引単位は100株なので、78万円前後でTDK(6762)の株を所有することが可能です。
うーん、高いですね。
一つの銘柄に70万円オーバーは高すぎです。これでは投資初心者では手が出せません。
そして、TDK(6762)のPER(株価収益率)は、現在13.52倍です。
15倍前後なので適正ラインです。
どちらかというと少し割安くらいですね。
配当利回りと株主優待は?
配当利回りは、1.9%です。
高配当ではないですが、少しは配当ありますね。
そして、TDK(6762)の株主優待はありません。
過去の長期のチャート
うーん、方向感ないですね。
上場来最高値は2000年です。
直近1年のチャートはこちら
2018年9月までは上昇し、その後は大きく下落しています。
TDK(6762)の売上高は?
いいですね。キレイな右肩上がりです。
売上高は1兆円を超えているんですね。すごいです。
TDK(6762)のEPS(1株当たりの利益)の推移です
キレイな右肩上がりでしたが、直近FY2018に大きく落ち込んでしまっています。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
キレイではありませんが比較的堅調です。
わるくはないです。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近7.84%です。
合格ラインの10%には届いていません。
今後に期待ですね。
流動比率は1.49倍です。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。
海外別の売上高は以下です。
日本より海外の方が圧倒的に売上があるんですね。
特に中国はTDKにとって重要な市場となっています。
TDK(6762)の今後をまとめると
TDKといえば「カセットテープやMD」というイメージしかなかったので、あまり期待していませんでした。
でも、意外と低PERで各数字の伸びもよかったです。
個人的にも少し気になっています。
気になる方は四季報などで詳細チェックしてみて下さい。