宝くじで高額当選して人生が好転する確率は0.03%。それより未来に投資をしよう
- 2016/1/1
- 資産運用
宝くじって人気ですよね。
そこで、宝くじにあたる確率を計算してみました。
そもそも人生が変わるのはこの3枚です。
1等 5億 1枚
前後賞 1億 2枚
狙うはこの高額当選の3枚
まずは1等の5億円。
これだと年利4%で2,000万円。
日本やアメリカの株には年間4%の配当金を払う会社がゴロゴロあります(三井物産やエクソン・モービルなど)。
そういった株を分散で購入し、配当金を受け取り続ければ経済的自由の完成です。
働かずして年間2000万円の収入がずーっと入ってきます。
次に、前後賞は1億円。
これだと年利4%で400万円。
ちょっと心もとないですが、年収600万円の人の手取り分くらいはありますので全然生活できますね。
一方、2等は2,000万円なので人生が変わるとまでは言えません。
年利4%でも80万円にしかならない。
これでは不労所得で生活はできませんので当選確率からは除外。
この3枚のどれかに当たる確率はどうなんでしょうか?
売り上げが最も大きいジャンボ宝くじの場合、1等を当てる確率は、1,000万分の1。
これは、ジャンボ宝くじが、100,000番から199,999番までの10万通りを1組として、01組から100組までを1ユニットとして販売されているからです。
つまり10万通り×100組で、1,000万通りあることになり、1等はこの中に必ず1枚存在するので、1,000万分の1で当たることがわかります。
前後賞を合わせた当選確率は333万分の1です。
でも、みんなまさか1枚だけ買うわけじゃないですよね?
宝くじの平均購入額は12440円であるとの試算があるので、1枚300円で割ると41枚。
結構買っているんですね。
そうすると、人生が変わる宝くじに当たる確率は、81,219分の1となります。
いや待ってください。
1年だけ買うわけではないですよね?
何年も買い続けると思います。
10年買い続けるとすると、確率は8,121分の1となります。
30年買い続けたら2,707分の1となります。
パーセンテージにすると、0.03%。
つまり人生を通して、0.03%の確率で(3%ではないですよ)であなたの人生は大きく好転します。
あなたの人生は1度きりです、こんな低い確率に夢をかけていいのでしょうか?
もっと人生を好転させる方法がある
一方、堅実に貯金して、投資を続けていくとします。
夫婦で年間100万円をアメリカ株に投資。
アメリカ株の過去30年の平均リターンは10%と言われていますので、今後30年もそれに近い数字を出すことは現実的に十分可能です。
経済成長が鈍化すると考えるなら中国やインドなどにも分散して投資してみましょうか。
そうして今後30年で平均10%のリターンを得られたとすると、30年後には1億6,400万円となります。
過去のデータに裏付けされているので、少なくともとも0.03%という低い確率ではなくこれは実現可能です。
ちなみに、宝くじに運良くあたったからといって幸せになるとは限らない
さらに、宝くじに高額当選しても多くの人は不幸になると言われています。
それは大きな額のお金を持ったことがないからその使い方がわからない。
お金のコントロール能力不足ということです。
家買ったり、ギャンブルしたり、高級車買ったり。
普通の金融リテラシーでは、宝くじに当たっても高配当銘柄を買って配当で生活をしていくという発想はまずできないと思います。
せいぜい思いつくのは不動産投資くらい。
不動産は、目利きが重要な世界で、株式のようにみんなに公平な価格で売買がされているわけではないので、仲介業者におもいっきりマージン取っていかれるのがオチです。(例えば、トヨタの株は今日誰が買っても同じ1株7000円(手数料は除く)で買えますが、どこかの県のどこかの2LDKのあるマンションとかは違いますよね。)
そうして、破産したりと不幸になります。
つまりはまだ、その額を持てる「器」ではなかったということ。
億を持つ資産家は防衛が徹底しています。
それがない一般人は億のお金をもらってもすぐになくなってしまいます。
上記のように長期投資をじっくりして、資産を増やしていくことはすこしづつあなたにその「器」になる準備ができるということです。
ウォーレン・バフェットも言います。「焦って金持ちになるな」と。
夢を買うのではなく、現実を見ましょう。
そして夢のような現実にしていきましょう。