気になるアメリカ株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回はプロクター・アンド・ギャンブル(PG)の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
プロクター・アンド・ギャンブル(PG)とはどんな会社?
プロクター・アンド・ギャンブルは消費財メーカーです。
世界各地で製品を販売しています。
主は製品は、洗剤、清掃用品、紙製品、美容製品、食品、飲料、ヘルスケア用品などです。
量販店、食品雑貨店、会員制小売店、薬局、地域型小売店を中心に製品を提供しています。
日本では、プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパンを展開しています。
P&Gのあのマークは皆さんも一度は見たことがあると思います。
社員数は105,000人です。
すごいですね。
さすが世界的な大企業です。
現在の株価とPERは?
現在の株価は88.35ドル前後です。
そして、プロクター・アンド・ギャンブル(PG)のPER(株価収益率)は、現在23.53倍です。
25倍前後なので適正のラインです。高すぎず安すぎずですね。
配当利回りは?
配当利回りは、3.12%です。
そこそこの高配当です。いい感じですね。
プロクター・アンド・ギャンブル(PG)の長期のチャート
すごいですね。しっかり右肩上がりです。
長期投資をしていた人は報われていたチャートですね。
直近3年のチャートはこちら
2015年に底を打って以降、こちらもしっかり上昇しています。
いい感じの上昇トレンドですね。
プロクター・アンド・ギャンブル(PG)の売上高は?
うーん、パッとしませんね。
FY2012から減少してきてしまっています。
プロクター・アンド・ギャンブル(PG)のEPS(1株当たりの利益)の推移です
こちらも微妙ですね。
理想的なEPSは右肩上がりですが、こちらはFY2014から大きく下げてしまっています。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
こちらは横ばいです。
右肩上がりではないのであまりいいとはいえません。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
直近のROEは17.52%です。
過去を見ても合格ラインの10%をしっかり超えています。
日本株ではめったに見られない高ROEで優秀です。
いいですね。一気に欲しくなりました。
流動比率は1.1倍。こちらは1倍を超えているので問題ありません。
ちなみに売上高比率は以下です。
プロクター・アンド・ギャンブル(PG)の今後をまとめると
間違いなく優良銘柄です。
売上やEPSなどの伸びがないのは気になりますが、高ROEでしっかり収益を上げている会社です。
製品も素晴らしいものばかりです。
バフェットのいうブランド価値の高い「消費者独占型」の企業といえます。
個人的にも気になる銘柄です。