気になる日本株を分析するコーナー。
ピックアップした銘柄が長期投資に適しているかを見ていきます。
今回はそんなスズキ(7269)の株価分析をします。
スズキ【7269】はどんな会社か
スズキ(SUZUKI)【7269】は、自動車および自動二輪車、その関連部品を製造している会社です。
日本をはじめカナダ、台湾、インド、パキスタン、インドネシア、タイ、ハンガリーに製造施設を持ちます。
実はスズキ、インドでのシェアが5割という企業です!
世界第4位の自動車大国でのシェアが5割というのはすごいですね!
小型車開発に優位性があり、さらにトヨタと資本提携をしています。
1978年に社長に就いた鈴木修氏のカリスマ経営だったのですが、2015年に修会長が兼務していた社長を長男の俊宏氏に譲っています。
そんなスズキの株価は
現在株価は4,433円です。
100株単位なので44万円前後でスズキの株を買うことができます。
うーん、高いですね。
一つの銘柄に40万円以上は資産のまだまだが少ない人にとっては厳しいです。
ポートフォリオが偏ってしまいます。
そして、PERは現在11.22倍前後です。
10倍前後なのでかなり割安です。
低PERです。
配当利回りは1.67%。
普通ですね。
スズキの過去の長期チャートを見てみる
右肩上がりですね。
途中リーマン・ショックで大きく株価を下げたものの、持ち直しています。
その後、2012年からの伸びがすごいです。
いい意味で日本株らしくない素晴らしい動きですね。
直近1年間のチャートはこちら
直近では下落トレンドとなってしまっています。
2018年には6,000円を超えていたのですが、あっさりと割れ、2019年の8月には4,000円を割る場面も見られました。
9月に入って反発はしましたがまだ油断はできません。
スズキの売上高の推移
次にEPS(1株当たりの利益)の推移
こちらもしっかり右肩上がり。
ただ、直近少し凹んでしまっているのが気になります。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
キレイではありませんが、全体的にみて堅調です。
わるくはありません。
ROE(株主資本利益率)の推移
ROE(株主資本利益率)は直近13.09%です。
合格ラインの10%をしっかり超えています。
高ROEです。優秀ですね。経営がうまい証拠です。
コレは投資をするうえでプラスポイントです。
最後に流動比率は直近1.21倍です。
こちらは1倍を超えているので問題ないです。
スズキの今後をまとめると
日本の堅実なメーカーという感じです。
数字の伸びもわるくはなく「優良銘柄」といえます。
メイン市場のインドでどこまで売上を伸ばせるのかにかかっています。
今、大きく株価を下げている中、個人的にも少し気になっています。
気になる方は四季報などで詳細チェックしてみて下さい。