日本ペイントホールディングスは、2019年12月分を最後に株主優待制度を廃止することを発表しました。
日本ペイントホールディングスが株主優待を廃止する理由は、「制度導入から4年目を迎え、近年のIR・広報活動における情報発信の強化や情報開示の充実により、株主・投資家の皆様の当社に対する理解が深まっていることや、TSRをベースとした株主還元が充実してきたことなどから、当初の導入目的を概ね達成し相応の成果に結び付いたと総合的に判断し、制度の廃止を決議いたしました」とのことです。
以下の内容は、2019年時点での内容となります。
日本ペイントホールディングス(4612)の株主優待の内容
まずは、日本ペイントホールディングス(4612)の株主優待の内容です。
日本ペイントホールディングス(4612)の株主優待は、①自社製品、②QUOカード、③社会貢献、④食品ギフトの中から好きなものが選べます。
保有年数が3年未満で、保有株数が100株以上300株未満の場合、①1,000円相当、②500円分、③500円分。
300株以上の場合、①3,000円相当、②1,500円分、③1,500円分、④1,500円分の中から1つがもらえます。
※保有年数が3年以上の場合、それぞれに対して500円分追加
年に1回、12月末日時点の株主に配布されます。
なお、優待の発送は7月です。(案内状は3月末に発送)
日本ペイントホールディングス(4612)とはどんな会社?
日本ペイントホールディングス株式会社は、大阪府大阪市北区に本社を置く日本ペイントグループの持株会社。
2014年10月1日、日本ペイント株式会社が持株会社体制に移行するにあたり、新設分割により事業会社の日本ペイント株式会社(新法人)を設立。
従来の日本ペイント株式会社は日本ペイントホールディングス株式会社に商号変更され、持株会社となった。
海外展開に積極的で、アジアでは華僑系のWuthelamと、ヨーロッパではオランダのアクゾ・ノーベルと合弁会社を設立している。
特にWuthelamとの間では提携関係を強化しており、2014年12月5日時点で、Wuthelam傘下のニプシー・インターナショナル・リミテッドは当社株式の約39%を保有している。
2015年4月1日に、事業別の運営会社とする組織再編を実施。
自動車用塗料事業を日本ペイント・オートモーティブコーティングス(日本ビー・ケミカルを商号変更)へ、サーフ事業を新設した日本ペイント・サーフケミカルズへ、工業用塗料事業を日本ペイント・インダストリアルコーティングス(日本ペイント工業用コーティングが日本ファインコーティングスを合併し商号変更)へ、汎用塗料事業を日本ペイント(日本ペイント販売が日本ペイントを合併し商号変更)へ、それぞれ集約した。(参考:ウィキペディア)
日本ペイントホールディングス(4612)の株主優待はいくらでもらえる?
現在の日本ペイントホールディングス(4612)の株価は、5,880円(2019年12月時点)です。
100株だと「約59万円」で購入できます。
ただで優待だけ受け取ることのできるクロス取引の場合は、日本ペイントホールディングス(4612)の株を購入するのに必要な手数料と信用取引の手数料430円がかかります。(SBI証券の場合)
クロス取引についてはこちら
約59万円の投資で、年間1,000円相当の株主優待がもらえるので(自社製品を選んだ場合)、優待利回りは0.17%です。
うーん、ちょっと物足りないですね。
具体的に権利日はいつ?
株主優待の基準日は、12月末日です。
基準日の株主名簿に記載されている株主に配布されるようです。
実際の権利日は、2019年12月26日なので、この日までに購入をすれば優待をもらうことができます。
クロス取引(株主優待タダ取り)をする場合、12月26日の権利日の前日に注文をして、権利付与後の12月27日に現渡決済すればOKです。
一目でわかる株主優待カレンダーはこちら
日本ペイントホールディングス(4612)の配当は?
次に、配当目的の投資として考えた場合の日本ペイントホールディングス(4612)は魅力的かを見ていきましょう。
日本ペイントホールディングス(4612)の配当利回りは、0.76%です。
100株分、約59万円投資したら→年間4,500円。
500株分、約295万円投資したら→年間22,500円がもらえます。
配当も物足りないですね。
配当の基準日は?
日本ペイントホールディングス(4612)の配当の基準日は6月末日と12月末日です。
実際の権利確定日は、2019年12月26日と2020年6月26日なので、この日に株を保有していると配当がもらえます。
最後に日本ペイントホールディングス(4612)の株主優待と配当をまとめてみると
優待と配当合わせて利回りは0.93%です。
物足りないです。
これだとわざわざ株主優待や配当目当てで投資をする意味はないですね。
次に行きましょう。
今後の株価が気になる方は、今井バフェットさんの記事も併せてご覧下さい。