アンリツ【6754】の今後の株価を分析してみた

気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。

今回はアンリツ【6754】の株価を分析。そして見通しを分析していきます。

アンリツとはどんな会社?

アンリツは、電子計測器などを作る会社です。携帯電話計測器では世界3強です。
また、食品工場向けなど産業機械も手掛けています。

1895年設立の合資会社「石杉社(せきさんしゃ)」が前身です。

2005年にデンマークの計測器メーカーを買収しました。
海外販売比率は約7割に上昇しているのが特徴です。

食の安全への意識向上を追い風に、食品会社向けの産業計測器を育成し、08年にはタイ工場を設立しました。
携帯電話は中国向けの3Gに続き、高速通信サービスLTE、次世代LTE関連の計測器でも世界トップシェアを狙います。

ちなみに、アンリツの名前の由来は以下です。

1931年3月17日の合併時にそれぞれ歴史のある両社の社名から安中電気のアンと共立電気のリツの一文字ずつを選び、語呂の良い安立(あんりつ)電気株式会社が設立されたことが由来となっている。

そんなアンリツ、現在の社員数は3,717人です。

現在の株価は?

現在の株価は1,841円前後です。
取引単位は100株なので、18万円前後でアンリツの株を所有することが可能です。

20万円以下で購入できる日本株です。
まあ、このくらいなら初心者の方でも比較的手が届きます。

アンリツのPER(株価収益率)は、現在31.63倍です。
30倍超えています。割高ですね。

配当利回りは、1.07%です。
日本株の中では普通です。

アンリツの株主優待はありません。

アンリツの長期チャート

うーん、方向感ないですね。
ITバブルの2000年に高値をつけ、その後は停滞し、山をつくり、直近また上昇しています。

直近1年間の短期チャート

2019年の2月に大きく上昇しましたが、5月に大きく下落しています。
比較的大振りな動きをする銘柄ですね。

アンリツの売上高は?

うーん、横ばい。
なんともいえません。
FY2014以降、売上高1,000億円を超えられないのも気になります。

アンリツのEPS(1株当たりの利益)の推移です。

FY2019に大きく急上昇しています。
ただ、長期でみると方向感がなく、こちらも微妙ですね。

BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう。

こちらは比較的右肩上がりです。
わるくはありません。

ROE(株主資本利益率)の推移はこちら

直近のROEは10.47%です。
合格ラインの10%にギリギリ届いています。
今後このラインをキープできるのかが、今後の課題ですね。

最後に流動比率は2.66倍。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。

アンリツの今後をまとめると

うーん、事業内容とか素晴らしい会社なのはわかります。
数字もわるくはありませんでした。

ただ、長期投資という点で考えれば先を見通しづらい印象を持ちました。

個人的には投資をしたいとは思えませんでした。

気になる方は四季報などで詳細をチェックしてみて下さい。

今井バフェット

今井バフェット株式長期投資家

投稿者プロフィール

株式に長期投資をしている36歳。

節約をして限界まで可処分所得を減らし、種銭をつくり、株を買い増している。
年間300万円の貯金で年利8%の運用が目標。

投資スタイルはバイ・アンド・ホールド。一度買ったらずーっと売らないつもり。
目標資産、まずは1,000万円!(→2020年達成)
次は、3,000万円!(→2021年達成)

46歳で資産1億円をめざす。

近視眼的な投資では理性を失い、結果としてお金と時間を失う
(ウォーレン・バフェット)

(詳細な資産推移はこちら)

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