DX銘柄!野村総合研究所【4307】の今後の株価を分析してみた
- 2021/5/10
- 日本株分析
気になる銘柄を分析し、ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
では、本日も早速分析していきましょう。
こういった流れで説明していきます。
最後までしっかりご覧いただけると幸いです。
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1. 会社の説明
2. 株価、利回り、PERなど
3. チャート
-長期チャート
-短期チャート
4. 売上高
5. EPS(1株あたりの利益) →とくに大事
6. BPS(1株あたりの純資産)→とくに大事
7. ROE(自己資本利益率) →とくに大事
8. まとめ
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では、まず野村総合研究所について説明していきます。
1 野村総合研究所について
(1)日本初の本格的な民間シンクタンク
野村総合研究所は、
日本の最大手シンクタンク、コンサルティングファーム、システムインテグレーターです。
日本初の本格的な民間シンクタンクでもあり、国内シンクタンクの草分け的存在です。
コンサル、システム開発・運用の一貫体制をしています。
※システムインテグレータとは?
企業や行政の情報システムの構築、運用などの業務を一括して請け負う事業者のこと。
野村グループの出資比率は3割強です。
大手企業と直接取引する一次SIベンダーとして、業界随一の高収益率を誇ります。
情報システムの企画(コンサルティング)から開発(SI)、運用までを一貫提案するビジネスモデルに特徴があります。
野村HDとセブン&アイグループが2大顧客です。
金融と流通のほか、製造業向けも成長中。
AWSなどクラウド案件でも実績豊富。
企業の「デジタルトランスフォーメーション」支援を前面に打ち出しています。
(2)東大生が選ぶ、注目企業ランキング1位
そして、就職活動中の東京大学生が選ぶ、注目企業ランキングでは、
2018年と2020年、そして2021年に1位に位置づけられています。
ちなみにランキングはこんな感じ。
なので、平均年収が高いことでも有名です。
平均年収は1,235万円です。
(3)時価総額20,282億円
そして、時価総額は20282億円です。
時価総額ランクだと、AAランクです。
日本の上場企業でもかなり上位ランクです。
2. 株価、利回り、PERなど
では、次に、株価や配当利回りを見ていきましょう。
・株価 3,325円
株価は3,325円です。
100株単位で売買できるので、332,500円から投資をすることが可能です。
日本株の中では普通ですね。
・PER(株価収益率)30.73倍
次に、PER。株価収益率ですね。
こちらは30.73倍です。
どちらかといえば割高ですね。
・配当利回り 1.14%
そして、配当利回り。
こちらは1.14%です。
普通ですね。少しだけ配当があります。
・流動比率 2.10倍
最後に流動比率。流動比率とは、企業の安全性を表す数字です。
流動資産/流動負債で表すことができます。
流動資産とは、1年以内に現金化できる資産。
流動負債とは、1年以内に返済すべき負債。
流動比率が1倍より高いと、
1年以内に現金化できる資産>1年以内に返済すべき負債
→支払えるので安全性についてはひとまずクリア
なので、まずは1倍を超えているかどうかを見ます。
1倍を超えていればOKです。
この会社の流動比率は2.10倍です。
1倍を大きく超えているので会社の安全性についてはクリアです。
3. チャートについて
次に、チャートを分析していきましょう。
あまり深入りせずザックリと説明していきます。
まずは長期チャートです。
いいですね!
キレイな上昇トレンドを長期で描けています。
すばらしいです。
特に、中期線と長期戦がゴールデンクロスした2013年5月から本格的な上昇がスタートしています。
665円→一時高値3,325円とうまく波に乗れていれば株価は5倍となっていました。
まだまだ成長しそうな勢いを感じます。
次に、短期チャートを見ていきましょう。
過去1年間のチャートです。
こちらは2021年に入るまでは上昇トレンドでした。
しかし、2021年をピークにその後はしっかり下げてしまっています。
2021年3月にはデッドクロスもしており、流れが変わっているので注意が必要です。
4. 売上高について
では、売上高見ていきましょう!
ちなみに、野村総合研究所の決算月は3月となっています。
売上高、いいですね。
しっかりと右肩上がりで伸びています。
売上高は5,000億円を超えています。
5. EPS(1株あたりの利益)について
次に、EPSを見ていきましょう。EPSとは1株あたりの利益のことです。
単年度でみるというより、過去数年にわたってチェックします。
そして、過去数年でしっかり右肩上がりでEPSが上昇していれば、利益を伸ばしているということです。
それは優秀な企業と評価できます。
一方、EPSが右肩下がりとなったり、デコボコしていれば要注意です。
長期投資としてそういった会社を検討するべきではありません。
では、見ていきましょう!
こちらキレイな右肩上がりというわけではないです。
ただ、2020年度からグンと伸びています。
わるくはありません。
6. BPS(1株あたりの純資産)について
次は、BPSです。
BPSとは、1株あたりの純資産のことです。純資産とは、会社の価値のこと。
つまり、BPSは1株の価値そのものを表します。
では、見ていきましょう。
こちらは横ばいですね。
正直、長期投資の理想とする形ではありません。
ちなみに、この期間の年平均成長率(CAGR)は、1.28%です。
つまり、年間1.28%ずつこの会社は成長し続けているということです。
7. ROE(自己資本利益率)について
では、ROEについて。
ROEとは、自己資本利益率のことです。
「会社の自己資本をつかってどれだけの利益を出すことができるか?」という数字です。
ROEは、先程のEPSとBPSでも求めることができます。
ROE = EPS / BPS です。
一般的に10%を超えていれば合格ラインとします。
つまり10億円の元手(純資産)で1億円を稼ぎだせればROE10%なので合格です。
そして、10%を毎年しっかり超えているような企業が我々長期投資家が検討するに値する優良企業です。
見ていきましょう。
いいですね!合格ラインをしっかり超えています。
ROEは一貫してかなり高いラインです。
良い経営を行っているということがひと目でわかります。
ちなみに自己資本比率は55.8%です。
8. まとめ
・EPS,BPSは物足りない
・高いROEが魅力
では、野村総合研究所を総合的にまとめましょう!
売上は伸びてはいますがEPSとBPSの伸びがイマイチでした。
ここがネックとなるので個人的には投資対象からは外れます。
配当もそこまでありません。
ただ、ROEが一貫して高かったのは好印象です。
しっかりと利益を稼げている会社だなということがわかりました。
気になった方はぜひIRなどもチェックして検討を行って下さい。
【ちょこっと宣伝】追記 今井バフェット、株を2,140万円分買いました。
今回のコロナショックで多くの銘柄が下げました。
2017年11月から投資ブログをピタッと止めていた私。
それは他ならぬ「株価が高水準だった」からです。
そして今回の下落。
優良銘柄が適切な評価をされておらず、「お宝がザクザク」しています。
紛れもなく10年に一度のチャンスです。
そんな中、私も投資を再び再開しました。
貯金1,400万円のうち、ある一つの日本株に1,200万円以上を投資しました。
※2021年4月現在も割安な状態は続き、今もどんどん買い増しをしています。
多くのお宝銘柄の中で、さらに埋もれている「これはものすごい!」と感じた銘柄があったからです。
これまで何百と日本株を分析した私が、身銭を切って投資しました。
バフェットはこう言いました。
「賢い人たちは、チャンスが訪れたときに大きく賭けます。オッズが有利なときは大きく賭けるのです。
しかし、そうでないときは賭けません。ただそれだけです。」
今回のコロナショックで資産の90%以上を投じた銘柄とは?
今井バフェットが何に勝負をかけたのか?
理由とともに売買履歴や今後の売買戦略なども詳細に述べています(適宜更新予定です)
もし気になる方はコチラを見て下さい。
ちなみに有料ですが、途中まではタダで読めます。