気になる日本株を分析するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回はニトリホールディングス【9843】。
株価を分析し、今後を予想していきます。
ニトリホールディングスとはどんな会社?
ニトリホールディングスは、北海道を地盤に家具・インテリアの専門チェーン店を展開。
主に収納家具およびリビングルーム家具、ダイニングルーム家具、ベッド、オフィス家具インテリア商品を取り扱っています。
同社は、自社ブランド商品や輸入品なども販売しています。
以下は四季報より引用。
自社開発商品比率、海外輸入比率ともに8割を超え、インドネシアとベトナムに生産拠点。
独自の物流システムに定評。創業地の北海道から全国展開進め、2011年に47都道府県へ出店を達成した。
郊外ロードサイドからSCや小型店、都心へ開発を進める。台湾、米国にも進出。国内外に500店舗以上を展開。
以下はWikipediaより引用。
北海道を中心に南は沖縄まで国内220店舗と台湾に17店舗を展開するチェーンストア指向企業。2010年11月に旧・株式会社ニトリが、持株会社「ニトリホールディングス」へ移行し、新たに「株式会社ニトリ」として設立された。 似鳥昭雄が創業して一代で大手家具企業に登りつめた。
「お、ねだん以上。ニトリ」をCMのキャッチコピーとし、家具業界では珍しく製造小売業 (SPA) のノウハウを取り入れ、「海外原材料の仕入→現地生産→輸入→店舗販売→商品配送」までほぼグループ直営で行う(持株会社制移行前は自社単体で行っていた)ことで、他社との差別化を図っている。学習机は年間7万7千台を販売し、全国シェアで日本一となっている。
創業の地・北海道においては、「ニトリ=家具店」のイメージが強いが、業態としては家具とホームファッションをともに扱う「ホームファニシング」に該当する。日本ではあまり馴染みのない言葉ではあるが、イケアなど欧米では一般的な業態である。実際、事業展開に当たっては、イケアを手本の一つにしているという。
ちなみに創業者の似鳥昭雄氏、かなりユニークな方だそうですね。
ニトリ創業者「豪快なだけじゃない」劇的半生 ー東洋経済オンライン
現在の株価は?
そんなニトリ、現在の株価は21,370円前後です。
取引単位が100株単位なので購入するのに最低213万円程度かかります。
高いですね。
値がさ株ってやつです。
1つの銘柄で約200万円は日本株の中でもかなり高いです。
PERは28.11倍。
30倍近いので比較的割高です。
配当利回りは0.52%。
こちらはほとんどないですね。
利益のほとんどを成長に使おうという戦略です。
ちなみにニトリ、株主優待があります。
割引券(10%)を保有年数と株数に応じて配っています。
■保有年数1年未満
100株 … 5枚
■保有年数1年以上
・100株 … 10枚
・500株 … 15枚
10%の割引券って意外と使えそうですね。
過去の長期のチャートを見ていきましょう
見ると、上場以来右肩上がりです。
1998年には130円程度でした。
そこから大きく上昇し、現在は170倍近くも上昇しています。
テンバガー(株価10倍に上昇した銘柄のこと)どころではないですね。
98年に100万円投資していれば、現在は1億7,000万円となっています。
ジャパニーズ・ドリームですね。
直近1年間のチャートは以下です。
コロナショックで大きく下げたのですが、その後はすぐに反発。
そして、前回高値を超えて大きく上昇しています。
すごいですね、、
かなり力強いチャートです。
ただ、8月以降は横ばいの展開が続いています。
ニトリホールディングスの売上高は?
しっかり右肩上がりです。
美しいです。
素晴らしいです。
次にEPS(1株当たりの利益)の推移です
こちらもしっかり右肩上がり。
「ザ・成長株」という感じがします。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう。
うん、こちらもキレイな右肩上がりです。
バッチリですね。
ROE(株主資本利益率)の推移
ROE(株主資本利益率)は合格ラインの10%をしっかり超えています。
直近12.75%です。
言うことないですね。
「ROEの高さは経営のうまさ」です。
トップクラスに優秀な数字です。
最後に、流動比率は2.71倍です。
こちらも1倍を超えていれば安全といわれているので問題のない数字です。
ニトリホールディングスの今後をまとめると
いずれの数値も良好。
かなりの優良株です。
いいですね。
少しだけPERは割高ですが、手が届かないレベルではありません。
個人的にも気になっている銘柄です。
【ちょこっと宣伝】追記 今井バフェット、株を1,200万円分買いました。
今回のコロナショック、多くの銘柄が下げています。
2017年11月から投資ブログをピタッと止めていた私。
それは他ならぬ「株価が高水準だった」からです。
そして今回の下落。
優良銘柄が適切な評価をされておらず、「お宝がザクザク」しています。
紛れもなく10年に一度のチャンスです。
そんな中、私も投資を再び再開しました。
貯金1,400万円のうち、ある一つの日本株に1,200万円以上を投資しました。
多くのお宝銘柄の中で、さらに埋もれている「これはものすごい!」と感じた銘柄があったからです。
これまで何百と日本株を分析した私が、身銭を切って投資しました。
バフェットはこう言いました。
「賢い人たちは、チャンスが訪れたときに大きく賭けます。オッズが有利なときは大きく賭けるのです。
しかし、そうでないときは賭けません。ただそれだけです。」
今回のコロナショックで資産の80%以上を投じた銘柄とは?
今井バフェットが何に勝負をかけたのか?
理由とともに売買履歴や今後の売買戦略なども詳細に述べています(適宜更新予定です)
もし気になる方はコチラを見て下さい。
ちなみに有料ですが、途中まではタダで読めます。
(追記:すでにお買い上げ頂いた方ありがとうございました。)