
気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回はオリコン【4800】の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
オリコンとはどんな会社?
オリコンは、オリコンで構築された音楽情報データベースを放送局およびレコード店、一般消費者向けの電子商取引などの事業者に貸与しています。
またユーザーに対して会費制で音楽ニュースやエンターテインメント情報などを携帯電話やPHSへ配信しています。
オリコンといえばCDのオリコンランキングが有名ですね。
ちなみに、オリコンの2018年の上半期シングル売上げランキングは以下です。
スゴイですね。48グループの圧勝です。
さて、そんなオリコン、社長は小池恒氏。
現在の社員数は190人です。
現在の株価は?
現在の株価は377円前後です。
取引単位は100株なので、37,000円程度でオリコンの株を所有することが可能です。
4万以下で購入できるので日本株の中ではかなり安いですね。
初心者でも気軽にはじめられそうです。
こういう銘柄がもっと増えるといいんですけどね。
オリコンのPER(株価収益率)は、現在12.9倍。
15倍を割っているので割安です。
配当利回りは、2.65%です。
日本株の中では高配当です。
低PERで高配当、いいですね。
そういう銘柄大好きです。
株主優待はありません。
過去の長期のチャート
2005年頃に急騰し、盛り上がっていたのですが、その後は尻つぼみです。
ちなみに、上場来最高値は2005年の2,515円です。
上場来最安値は2003年の156.8円です。
ちなみに直近1年のチャートはこちら
あまり方向感がありません。
ただ、直近2018年の7月から比較的グンと伸びています。
オリコンの売上高は?
こちらは売上右肩下がりです。
年々規模を縮小しています。
うーん、よくないですね。
オリコンのEPS(1株当たりの利益)の推移です
こちらはFY2014から右肩上りとなっています。
盛り返してきていますね。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう。
こちらは方向感ありません。
なんともいえませんね。ちなみに長期投資の理想のBPSの形はキレイな右肩上がりです。
オリコンのBPSを見る限りは当てはまりません。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近18.91%です。
高ROEです。素晴らしい。これは意外でした。
WEBとモバイルで8割を超えています。時代ですね。
最後に、流動比率は2.91倍。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。
オリコンの今後をまとめると
PERが低くて高配当、そして高ROEなのが魅力です。
ただ、売上は年々下がってきているのが気になるところです。
個人的にも少しだけ気になっている銘柄です。
ただ、キラリと光るなにかはなく、実際にすぐ購入したいとまでは思えませんでした。
気になる人は四季報などで詳細チェックしてみて下さい。