これは侮れない!オリコン(4800)の株価分析してみた

こんにちは。今井バフェットです。
気になる銘柄を分析し、ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。

では、本日も早速分析していきましょう。

こういった流れで説明していきます。
最後までしっかりご覧いただけると幸いです。

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1. 会社の説明
2. 株価、利回り、PERなど
3. チャート
-長期チャート
-短期チャート
4. 売上高
5. EPS(1株あたりの利益) →とくに大事
6. BPS(1株あたりの純資産)→とくに大事
7. ROE(自己資本利益率)  →とくに大事
8. まとめ
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では、まずにオリコンについて説明していきます。

1.オリコンについて

(1) 音楽データベースから出発
(2) 現在は、ニュースサイト運営&CS調査事業
(3) 時価総額は165億円

オリコンは、音楽データベースから出発した会社です。

レコード販売ランキング誌から出発し、音楽ヒットチャートのデータ提供や音楽雑誌などへ展開したのち、現在は、それら事業を縮小する一方で「オリコンランキング」の知名度を活用したエンタメ関連ニュースなどを配信するWebサイト運営へ軸足を移行してきました。

他方で新規事業として小売店・自動車保険・英会話スクールなどをCS(顧客満足度)の視点からランキング化し、それに連動したロゴなどの商標利用料を得るビジネスモデルを構築、収益柱へと成長させています。

売上高比率は、コミュニケーション63%、モバイル16%、、雑誌5%、データサービス16% です。

そして比較会社は、
『music.jp』『ルナルナ』等コンテンツ配信を行い、スマホ向け有料会員数で国内最大規模のエムティーアイ(9438)
人気アイドルグループや有名アーティストなどのファンサイトを運営しているエムアップホールディングス(3661)、
専門分野のプロが情報提供をするネットメディア運営しているオールアバウト(2454)
です。

気になる方はぜひチェックしてみて下さい。

そして、時価総額は165億円です。

時価総額ランクだと、Fランクです。
時価総額で見るとまだまだこれからの会社です。

2. 株価、利回り、PERなど

では、次に、株価や配当利回りを見ていきましょう。

・株価 1,094円
・PER(株価収益率)21.74倍
・配当利回り 1.55%
・流動比率 3.45倍

 

株価は1,094円です。
100株単位で売買できるので、109,400円から投資をすることが可能です。
10万円前後なので比較的気軽に投資をすることができます。

次に、PER。株価収益率ですね。
こちらは21.74倍です。
20倍前後なので、まあ普通です。
割高とまではいえません。

そして、配当利回り。
こちらは1.55%です。
高配当とまでは言えませんがそこそこありますね。

最後に流動比率。
この会社の流動比率は3.45倍です。
1倍を大きく超えているので会社の安全性についてはクリアです。

3. チャートについて

次に、チャートを分析していきましょう。
あまり深入りせずザックリと説明していきます。

まずは長期チャートです。


上場は2000年の11月です。
ジャスダック(スタンダード)に上場しています。

うーん、2014年12月にピークを迎えてから大きく下落し、安値圏を推移しています。
ただ、2019年1月に一気に上昇しはじめています。
ここからの値動きがかなり荒いですね。

 

 

次に、短期チャートを見ていきましょう。
過去1年間のチャートです。

コロナショック後の3月23日に安値509円をつけたのですが、その後はパッとしない動きが続きました。
ただ、2020年11月から再び動きがありました。
大きく盛り上がり、反落しています。

4. 売上高について

では、売上高見ていきましょう!

ちなみに、オリコンの決算月は3月となっています。

うーん、パッとしませんね。
売上高は40億円レベルです。
まだまだこれからです。

5. EPS(1株あたりの利益)について

次に、EPSを見ていきましょう。
EPSとは1株あたりの利益のことです。
単年度でみるというより、過去数年にわたってチェックします。

そして、過去数年でしっかり右肩上がりでEPSが上昇していれば、利益を伸ばしているということです。
それは優秀な企業と評価できます。

一方、EPSが右肩下がりとなったり、デコボコしていれば要注意です。
長期投資としてそういった会社を検討するべきではありません。

では、見ていきましょう!

こちらはキレイな右肩上がりです。
素晴らしいです。
意外でした。
長期投資の理想とする伸び方です。

6. BPS(1株あたりの純資産)について

次は、BPSです。
BPSとは、1株あたりの純資産のことです。
純資産とは、会社の価値のこと。
つまり、BPSは1株の価値そのものを表します。

では、見ていきましょう。

こちらも2016年からはキレイな右肩上がりです。
良いですね。
素晴らしいです。

ちなみに、この期間の年平均成長率(CAGR)は、7.9%です。

つまり、年間7.9%ずつこの会社は成長し続けているということです。

7. ROE(自己資本利益率)について

では、ROEについて。
ROEとは、自己資本利益率のことです。
「会社の自己資本をつかってどれだけの利益を出すことができるか?」という数字です。
ROEは、先程のEPSとBPSでも求めることができます。
ROE = EPS / BPS です。
一般的に10%を超えていれば合格ラインとします。
つまり10億円の元手(純資産)で1億円を稼ぎだせればROE10%なので合格です。

そして、10%を毎年しっかり超えているような企業が我々長期投資家が検討するに値する優良企業です。

見ていきましょう。

 

いいですね!
合格ラインをしっかり超えています。
ROEはかなり高いラインです。

ちなみに自己資本比率は81.4%です。
こちらもかなり高めです。

8. まとめ

・侮るなかれ!意外といいぞ!
・個人的にも気になる

では、オリコンをまとめましょう!

オリコンのイメージって正直「オワコン(終わったコンテンツ)」でした。
けれど事業内容も変化しており、その数字の中身も見てみるとかなり良かったです。

EPSの伸びを見た時にイメージがガラッとかわりました。
侮れませんね。意外といいです。

ちょっと株価の動きが荒いのが気になりますが、個人的にも気になります。

気になった方はぜひIRなどもチェックして検討を行って下さい。

 

 

 

【ちょこっと宣伝】追記 今井バフェット、株を1,400万円分買いました。

今回のコロナショックで多くの銘柄が下げました。

2017年11月から投資ブログをピタッと止めていた私。
それは他ならぬ「株価が高水準だった」からです。

そして今回の下落。
優良銘柄が適切な評価をされておらず、「お宝がザクザク」しています。
紛れもなく10年に一度のチャンスです。

そんな中、私も投資を再び再開しました。
貯金1,400万円のうち、ある一つの日本株に1,200万円以上を投資しました。
※2020年6月に入ってからも追加でどんどん買い増しています。


多くのお宝銘柄の中で、さらに埋もれている「これはものすごい!」と感じた銘柄があったからです。

これまで何百と日本株を分析した私が、身銭を切って投資しました。

バフェットはこう言いました。
「賢い人たちは、チャンスが訪れたときに大きく賭けます。オッズが有利なときは大きく賭けるのです。
しかし、そうでないときは賭けません。ただそれだけです。」

今回のコロナショックで資産の80%以上を投じた銘柄とは?
今井バフェットが何に勝負をかけたのか?

理由とともに売買履歴や今後の売買戦略なども詳細に述べています(適宜更新予定です)

もし気になる方はコチラを見て下さい。
ちなみに有料ですが、途中まではタダで読めます。

最大のチャンス!コロナショックで私が1,200万円全力投資した銘柄

今井バフェット

今井バフェット株式長期投資家

投稿者プロフィール

株式に長期投資をしている36歳。

節約をして限界まで可処分所得を減らし、種銭をつくり、株を買い増している。
年間300万円の貯金で年利8%の運用が目標。

投資スタイルはバイ・アンド・ホールド。一度買ったらずーっと売らないつもり。
目標資産、まずは1,000万円!(→2020年達成)
次は、3,000万円!(→2021年達成)

46歳で資産1億円をめざす。

近視眼的な投資では理性を失い、結果としてお金と時間を失う
(ウォーレン・バフェット)

(詳細な資産推移はこちら)

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