三協フロンテア(9639)の今後は?株価分析してみた
- 2021/2/8
- 日本株分析
気になる銘柄を分析し、ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
では、本日も早速分析していきましょう。
こういった流れで説明していきます。
最後までしっかりご覧いただけると幸いです。
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1. 会社の説明
2. 株価、利回り、PERなど
3. チャート
-長期チャート
-短期チャート
4. 売上高
5. EPS(1株あたりの利益) →とくに大事
6. BPS(1株あたりの純資産)→とくに大事
7. ROE(自己資本利益率) →とくに大事
8. まとめ
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では、まずに三協フロンテアについて説明していきます。
1.三協フロンテアについて
(1) 仮設ハウスのレンタル、販売
(2) 展示販売場やトランクルームの増設にも
(3) 時価総額は447億円
三協フロンテアは、工事現場などの仮設ユニットハウスのレンタル・販売でトップクラスの会社です。
さらに、展示販売場やトランクルームの増設にも力を入れています。
そして比較会社は、ユニットハウス大手のナガワ(9663)、
仮設建物リース専業大手の東海リース(9761)です。
気になる方はぜひチェックしてみて下さい。
そして、時価総額は447億円です。
時価総額ランクだと、Eランクです。
一般的に時価総額が低ければ低いほど、株価が大きく上下する可能性もあり、リスクは高くなりますがリターンも高くなる傾向があります。
時価総額5,000億円の株が10倍になるのは難しいですが、500億円レベルの株価が10倍になるのはそんなに珍しいことではありません。
なのでテンバガーを狙うならDランク以下がおすすめです。
2. 株価、利回り、PERなど
では、次に、株価や配当利回りを見ていきましょう。
・株価 3,830円
・PER(株価収益率)9.51倍
・配当利回り 3.13%
・流動比率 0.81倍
まず、株価は3,830円です。
100株単位で売買できるので、383,000円から投資をすることが可能です。
日本株の中では普通ですが、まあ、そこそこ高いですね。
次に、PER。株価収益率ですね。
こちらは9.51倍です。
10倍以下なのでどちらかといえば割安ですね。
そして、配当利回り。こちらは3.13%です。
いいですね!3%を超えています。
最後に流動比率。
流動比率とは、企業の安全性を表す数字です。
流動資産/流動負債で表すことができます。
流動資産とは、1年以内に現金化できる資産。
流動負債とは、1年以内に返済すべき負債。
流動比率が1倍より高いと、
「1年以内に現金化できる資産>1年以内に返済すべき負債」
→支払えるので安全性についてはひとまずクリア
なので、まずは1倍を超えているかどうかを見ます。1倍を超えていればOKです。
この会社の流動比率は0.81倍です。1倍を割っているので少し心配です。
3. チャートについて
次に、チャートを分析していきましょう。
あまり深入りせずザックリと説明していきます。
まずは長期チャートです。
お椀型ですね。
大きく下がってから安値圏を停滞し、その後大きく上昇しています。
2010年からの伸びがすごいですね!
2010年9月には安値330円だったのですが、直近4,635円まで上昇しています。
なんと、14倍です!
まだまだ成長しそうな勢いを感じます。
次に、短期チャートを見ていきましょう。
過去1年間のチャートです。
コロナショックで大きく下落したあと、ジワジワと上昇しています。
ただ、まだコロナショック前の水準には戻りきれていません。
4. 売上高について
では、売上高見ていきましょう!
ちなみに、三協フロンテアの決算月は3月となっています。
売上高、いいですね。
しっかりと右肩上がりで伸びています。
とはいえ売上高はまだ450億円レベルです。
市場規模を考えても、まだまだ伸びる余地はあります。
5. EPS(1株あたりの利益)について
次に、EPSを見ていきましょう。
EPSとは1株あたりの利益のことです。
単年度でみるというより、過去数年にわたってチェックします。
そして、過去数年でしっかり右肩上がりでEPSが上昇していれば、利益を伸ばしているということです。
それは優秀な企業と評価できます。
一方、EPSが右肩下がりとなったり、デコボコしていれば要注意です。
長期投資としてそういった会社を検討するべきではありません。
では、見ていきましょう!
こちらもキレイな右肩上がりです。
素晴らしいです。
長期投資の理想とする伸び方です。
6. BPS(1株あたりの純資産)について
次は、BPSです。
BPSとは、1株あたりの純資産のことです。
純資産とは、会社の価値のこと。
つまり、BPSは1株の価値そのものを表します。
では、見ていきましょう。
こちらはキレイな右肩上がりです。
良いですね。長期投資の理想とする伸び方です。素晴らしいです。
ちなみに、この期間の年平均成長率(CAGR)は、9.1%です。
つまり、年間9.1%ずつこの会社は成長し続けているということです。
7. ROE(自己資本利益率)について
では、ROEについて。
ROEとは、自己資本利益率のことです。
「会社の自己資本をつかってどれだけの利益を出すことができるか?」という数字です。
ROEは、先程のEPSとBPSでも求めることができます。
ROE = EPS / BPS です。
一般的に10%を超えていれば合格ラインとします。
つまり10億円の元手(純資産)で1億円を稼ぎだせればROE10%なので合格です。
そして、10%を毎年しっかり超えているような企業が我々長期投資家が検討するに値する優良企業です。
見ていきましょう。
いいですね!
合格ラインを超えています。
ROEは日本株の中では高いラインです。
ちなみに自己資本比率は58.8%です。
8. まとめ
・高配当で低PER
・数字も優秀な良い銘柄!
では、三協フロンテアを総合的にまとめましょう!
高配当で低PERの銘柄です。
さらに、各数字の伸びが良かったです。
今後も成長を感じさせるに十分の実績です。
優良銘柄ですね。
個人的にも気になる銘柄です。
気になった方はぜひIRなどもチェックして検討を行って下さい。
【ちょこっと宣伝】追記 今井バフェット、株を1,400万円分買いました。
今回のコロナショックで多くの銘柄が下げました。
2017年11月から投資ブログをピタッと止めていた私。
それは他ならぬ「株価が高水準だった」からです。
そして今回の下落。
優良銘柄が適切な評価をされておらず、「お宝がザクザク」しています。
紛れもなく10年に一度のチャンスです。
そんな中、私も投資を再び再開しました。
貯金1,400万円のうち、ある一つの日本株に1,200万円以上を投資しました。
※2020年6月に入ってからも追加でどんどん買い増しています。
多くのお宝銘柄の中で、さらに埋もれている「これはものすごい!」と感じた銘柄があったからです。
これまで何百と日本株を分析した私が、身銭を切って投資しました。
バフェットはこう言いました。
「賢い人たちは、チャンスが訪れたときに大きく賭けます。オッズが有利なときは大きく賭けるのです。
しかし、そうでないときは賭けません。ただそれだけです。」
今回のコロナショックで資産の80%以上を投じた銘柄とは?
今井バフェットが何に勝負をかけたのか?
理由とともに売買履歴や今後の売買戦略なども詳細に述べています(適宜更新予定です)
もし気になる方はコチラを見て下さい。
ちなみに有料ですが、途中まではタダで読めます。