テンバガー有力候補!パシフィックネット(3021)の株価を分析してみた

気になる銘柄を分析し、ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。

では、本日も早速分析していきましょう。

こういった流れで説明していきます。
最後までしっかりご覧いただけると幸いです。

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1. 会社の説明
2. 株価、利回り、PERなど
3. チャート
  -長期チャート
 -短期チャート
4. 売上高
5. EPS(1株あたりの利益) →とくに大事
6. BPS(1株あたりの純資産)→とくに大事
7. ROE(自己資本利益率)  →とくに大事
8. まとめ
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では、まずパシフィックネットについて説明していきます。

1 パシフィックネットについて

(1)もともと中古PC販売がメインだった

パシフィックネットは、IT機器管理サービスを提供している会社です。

1988年にPCや複合機などのレンタル業として創業。
その後中古PC販売が柱になるも、2018年に中古PC買い取り・販売のリアル店舗とEC店舗を閉鎖。

(2)今は、PCレンタル・サブスクへ業態転換

法人向け中古PC販売は継続するが、PCレンタル・ITサービスのサブスクリプション(月額利用料モデル)などストック型事業中心へと業態転換。
法人向けPC調達から設定、保守、データ消去、処分まで一貫で担うサービスに強みがあります。
子会社ケンネットが行っているイヤホンガイドの製造保守・レンタルは国内90%超のシェア。

(3)時価総額168億円

最後に、時価総額は168億円です。

時価総額ランクだと、Fランクです。

2. 株価、利回り、PERなど

では、次に、株価や配当利回りを見ていきましょう。

・株価 3,255円

株価は3,255円です。
100株単位で売買できるので、325,500円から投資をすることが可能です。
日本株の中では普通ですね。

・PER(株価収益率)28.08倍

次に、PER。株価収益率ですね。
こちらは28.08倍です。
どちらかといえば割高ですね。

・配当利回り 1.10%

そして、配当利回り。
こちらは1.10%です。
普通ですね。少しだけ配当があります。

・流動比率 1.18倍

最後に流動比率。流動比率とは、企業の安全性を表す数字です。
流動資産/流動負債で表すことができます。
流動資産とは、1年以内に現金化できる資産。
流動負債とは、1年以内に返済すべき負債。

流動比率が1倍より高いと、
1年以内に現金化できる資産>1年以内に返済すべき負債
→支払えるので安全性についてはひとまずクリア

なので、まずは1倍を超えているかどうかを見ます。
1倍を超えていればOKです。

この会社の流動比率は1.18倍です。
1倍を超えているので会社の安全性についてはクリアです。

3. チャートについて

次に、チャートを分析していきましょう。
あまり深入りせずザックリと説明していきます。

まずは長期チャートです。


上場は2006年の2月です。

上場後大きく下げ、底値で4年ほど推移していました。
ただ2013年以降は上昇トレンドとなり、現在も継続しています。
とくにここ数年でも躍進が目覚ましいですね。

次に、短期チャートを見ていきましょう。

過去1年間のチャートです。

こちらは上昇トレンドだったのですが、2021年3月をピークに反落しています。
長期MAを割ってしまったのですが、直近再び上昇し長期MAにのってきています。
テクニカル的には判断が難しいところです。

このまま長期MAを割ることなく推移していければ上昇トレンドは継続です。
その場合、再び4,000円を目指す展開になります。

4. 売上高について

では、売上高見ていきましょう!

ちなみに、パシフィックネットの決算月は5月となっています。

うーん、これは難しいですね。
横ばいにも見えますが、2019年度からはしっかり伸びています。
売上高は直近50億円をやっと超えてきたところです。

5. EPS(1株あたりの利益)について

次に、EPSを見ていきましょう。EPSとは1株あたりの利益のことです。
単年度でみるというより、過去数年にわたってチェックします。

そして、過去数年でしっかり右肩上がりでEPSが上昇していれば、利益を伸ばしているということです。
それは優秀な企業と評価できます。
一方、EPSが右肩下がりとなったり、デコボコしていれば要注意です。
長期投資としてそういった会社を検討するべきではありません。

では、見ていきましょう!

こちらはいいですね。
2017年度こそマイナスであったものの長期で見るとしっかりと右肩上がりです。

6. BPS(1株あたりの純資産)について

次は、BPSです。
BPSとは、1株あたりの純資産のことです。純資産とは、会社の価値のこと。
つまり、BPSは1株の価値そのものを表します。

では、見ていきましょう。

こちらもわるくはありません。
2017年度からはしっかりと右肩上がりです。

ちなみに、この期間の年平均成長率(CAGR)は、5.20%です。
つまり、年間5.20%ずつこの会社は成長し続けているということです。

7. ROE(自己資本利益率)について

では、ROEについて。
ROEとは、自己資本利益率のことです。
「会社の自己資本をつかってどれだけの利益を出すことができるか?」という数字です。
ROEは、先程のEPSとBPSでも求めることができます。
ROE = EPS / BPS です。

一般的に10%を超えていれば合格ラインとします。
つまり10億円の元手(純資産)で1億円を稼ぎだせればROE10%なので合格です。
そして、10%を毎年しっかり超えているような企業が我々長期投資家が検討するに値する優良企業です。

見ていきましょう。

2018年度まではそこまでパッとしなかったのですが、それ以降はいいですね。
特に直近は20%という高ROEを叩き出しています。
このレベルが毎年続けばとても魅力的な銘柄になります。

ちなみに自己資本比率は42.1%です。

8. まとめ

・ここ数年の伸びが良い

では、パシフィックネットを総合的にまとめましょう!

長期で見ると低迷していた時期もあったのですが、ここ数年の伸びがいいですね。
それに応じて株価もしっかりと伸びています。
投資家の期待が徐々に高まっている銘柄ということがわかります。

・勢いに乗れればさらなる上昇も

時価総額はまだ168億円と低いですが、今後波に乗れれば2倍、3倍はおろか5倍10倍もあんがいあっさりと達成してしまうかもしれません。

個人的にも少し気になる銘柄です。

気になった方はぜひIRなどもチェックして検討を行って下さい。

今井バフェット

今井バフェット株式長期投資家

投稿者プロフィール

株式に長期投資をしている36歳。

節約をして限界まで可処分所得を減らし、種銭をつくり、株を買い増している。
年間300万円の貯金で年利8%の運用が目標。

投資スタイルはバイ・アンド・ホールド。一度買ったらずーっと売らないつもり。
目標資産、まずは1,000万円!(→2020年達成)
次は、3,000万円!(→2021年達成)

46歳で資産1億円をめざす。

近視眼的な投資では理性を失い、結果としてお金と時間を失う
(ウォーレン・バフェット)

(詳細な資産推移はこちら)

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