「人を動かす」のに大事なのはセンス!? 意図せずに人を動かした大学生の話
- 2016/7/25
- ビジネス
おはようございます。
堀場英雄です。
D・カーネギーの「人を動かす」。
ある意味で誰でも知っている名著かと思います。
(※文庫版もありますが、買うならハードカバーがお勧め)
私も何度も読んだのですが、「人を動かす」ことは知識というより、センスが大事なのかなと思わされたエピソードを今日はご紹介したいと思います。
意図せずに人を動かした大学生
人を動かす三原則の中の一つに「人の立場に身を置く」というのがあります。
今、私はクラウドファンディングのプロジェクトに挑戦していますが、正直、回りの友人にお願いするのは気が引けます。
新たな受験用英語教材で、一人でも多くの受験生を笑顔にしたい!
そもそも、わざわざクラウドファンディングで高い手数料を払ってまでプロジェクトをするのは、広く知ってもらう意図があるためですし。
そんな中、ある大学生の子が、「自分の名前が載るのは嫌だけど、ぜひ出資には協力したい」と言ってくれました。
彼はもちろん純粋な気持ちで出資を申し出てくれたわけで、感謝の気持ちでいっぱいです。
ただ、学生の頃はお金ないですし、きっと大学生にとって1万円って大金です。
私は、今このプロジェクトをメンバーにお願いして実行していただいている立場ですので、当然メンバーにも成功してほしい。
そんな時この学生の申し出はもろストライクなんです。
今後もしも、彼が「すいません、TOEICってどう勉強するといいんでしょうか?」
「就活悩んでるんですが、相談乗ってもらえないでしょうか?」
と言ってきたら、私は100%相談に乗ると思います。
これはつまり、彼は全く意図していたわけではないですが、以下のことを得たということ。
- GE、BCGなどの企業から内定を得ていて、海外の大学事情にも詳しく、日系から外資企業まで比較し、ある程度色々な業界に詳しい先輩のアドバイスに無料でアクセスできる。
- 英語に関してもIELTSで7.5、英検1級、TOEIC 980点の人からのアドバイスも無料。
これは、学生だからの特権もあるとは思います。
しかし、意図したわけでなくても、彼は私を動かしたという意味では間違いない。
自分が学生の頃ってのはこういうのは絶対できなかったなと。
そして、今は訓練しても中々できませんが、こういうのは意外と得意な人は自然にできてしまうものなのかなと思いました。