
気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回はライフネット生命保険【7157】の株価を分析。そして今後を予想していきます。
ライフネット生命保険とはどんな会社?
ライフネット生命保険株式会社は、主にインターネットを通じて生命保険の引受業務を営んでいます。
また、資産運用業務も行っています。
以下はWikipediaより引用
第二次世界大戦後初、日本国内では74年ぶりに内外の保険会社を親会社としないで設立された独立系生命保険会社である。
「正直な経営を行い、わかりやすく安くて便利な商品・サービスを供給する」を企業理念とし、それを「ライフネットの生命保険マニフェスト」という形で行動指針として具体化、ウェブサイトで公表している。
商品は、「かぞくへの保険」死亡保険(定期保険)、「じぶんへの保険」医療保険(終身保険)、そして、「働く人への保険」就業不能保険(定期保険)の3種類。また、「約款を読んでから生命保険に入ろう」という考えのもと、約款をすべてウェブサイトで公開している。
設立に携わったのは出口治明会長と岩瀬大輔社長ら。また、顧問には、久保利英明弁護士が就任している。アドバイザーは、元日本生命副社長の正田文男。
2015年4月20日、KDDIと資本・業務提携を締結した上、同社を引受先とする第三者割当増資を実施した。これに伴い、KDDIが筆頭株主となった。ライフネット生命保険は、調達した資金で新たなサービスの創造を目指したいとしている。なお出口会長は、今般の資本提携の狙いを「信用の補完」と説明している。
社長の岩瀬大輔氏といえば、ハーバードビジネススクールを日本人4人目のBaker Scholar受賞して卒業した秀才中の秀才です。メディア露出も多いので知ってる人は多いはず。
会長の出口治明氏もかなりメディア露出多めですね。
2人ともかなり有名人です。
そんなライフネット生命保険、現在の社員数は121人です。
現在の株価は?
現在の株価は387円前後です(2017年11月)。
取引単位は100株なので、38,700円程度でライフネット生命保険の株を所有することが可能です。
いいですね。かなり少額から投資ができるという点で良い銘柄です。
ライフネット生命保険のPER(株価収益率)は、現在収益マイナスなので測定できません。
配当利回りもありません。
ライフネットの過去の長期のチャート
最高値は2012年上場後すぐにつけた1,282円です。
その後は順調ともいえる右肩下がりです。
最安値は2015年292円まで下げています。
ちなみに直近3年のチャートはこちら
直近最高値は481円。
現在は370円前後なので安値圏を推移しています。
テクニカル的には逆張り(買い)ポイントですね。
ライフネット生命保険の売上高は?
こちらは、株価チャートと違い、実はしっかり右肩上がりです。
順調に売上高を伸ばしていっています。めちゃくちゃいい感じですね。
ライフネット生命保険のEPS(1株当たりの利益)の推移です
一方のEPSはすべてマイナスです。
これでは投資家が失望するのも頷けます。
これからプラスにできるかが腕の見せ所です。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
右肩上がりのBPSが長期投資に理想的な形であるところ、ライフネット生命保険のBPSは若干右肩下がりです。
よくないですね。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近マイナス13%です。
もちろん不合格です。これでは話になりません。
ライフネット生命保険の今後をまとめると
現状は、うーんといったところ。
この数字をみると投資対象ではないです。
ただ、出口さんと岩瀬さんの最強タッグで挑んだ鳴り物入りの会社なのでもっとがんばってほしいです。
個人的にこのままジリ貧で終わるような人ではないと思っています。
もし今後数年数十年で大きくV字回復して、日本の生命保険業界を牽引する存在になるならば株価も信じられないほど上がると思います。
そう考えた場合、今はものすごい安値で買えるチャンスですね。
EPSずっとマイナスですが、「このまま終わらなそう」となんか期待してしまう銘柄です。
「生命保険業を軌道にのせるには年数がかかる」と考えるならば今後に期待です。
ちょっと冒険したかったり夢を買いたい方は買ってもいいかもしれません。
生命保険の市場規模を考えると今後10倍、30倍、300倍も夢ではないので、例えば、100万円投資してたら1,000万円、もしくは3億円になるのも夢ではないです。
宝くじを買うよりかはよっぽどいいと思います。
逆境に立たされている彼ら2人を支援するという意味で投資をしてみるのもおもしろいかもしれません。
堅実ではありませんがなんか気になる銘柄、「化けそうな銘柄」です。
あまり期待せず、お金を捨てる気持ちでということなら、投資したらいいことあるかもしれません。